私は6月末(2009年)で54歳になりました。
その意味で、このタイトルの本は自分の半生を
振り返る機会を与えてくれた本ですし、
後半生を生き抜いていくためのよすがともなりました。
「人生とは何ぞや」をご一緒に考えてみませんか。
『50代からの選択』(初版 2004年11月10日
集英社)は、<ビジネスマンは人生の後半に
どう備えるべきか>というサブタイトルが示すように、
自分の人生を真剣に考えるきっかけを与えてくれます。
50代のかただけではなく、実は20代、30代、
40代のかたにも読んでいただきたい本です。
今日の名言 1 〈244〉僕の人生は、「ああ、しあわせな人生だった」
と悔いを残さずに死ねるような生き方をしたい、
ということ。
感動するようなきれいな場所で、
「ああ、しあわせだった」と死にたいものである。
今日の名言 2 〈245〉退職時に奥さんから離婚を切り出されたら、
それはもう自分に甲斐性がなかったということで、
奥さんの勤務評定を潔く受け入れるしかないだろう。
オレのことはだれが看取ってくれるんだ、
介護が必要になったら、どうする?などと
取り乱してはいけない。
奥さんは看護師でもなければ介護士でもないのだから、
そういうことは金を出してだれかを雇うか、
国の制度を利用するしかない。
そのぐらいはあきらめなくては。
相手が結論を出しているのだから、素直に受け入れ、
気持ちを切り替えて、男同士のつきあいを拡げていく
しかないだろう。
奥さんは気づいていないだろうが、
このぐらいの年になると、意外にも、男は、
男の仲間といるのが一番楽しいものだ。
僕も、何日も一緒に過ごしていても何時間話をしても
飽きないヤツがいる。
自由で身軽になった男は、輝いて見えるはずだから、
また新しい出会いがあるかもしれない。
ここは元気に前向きに生きていくしかないだろう。
今日の名言 3 〈246〉50代の人には、ぜひ『マイライフ』を
読むことをお勧めしたい。
読んだら『マイライフ』の自分バージョンを
書いてみるといい。
クリントンみたいに900ページも書かなくて
いいから、9ページでいいから、書いてみるといい。
そして、自分の『マイライフ』が書けたら、
そこから今後30年間の「マイライフ・インザ
フューチャー」について考えてみよう。
そのとき、自分がどうなりたいかを強く強く思う
ことが大切だ。
松下幸之助さんと稲盛和夫さんは、
共通して「願望持たな、あきまへんで」
と言っている。
成功したいと思ったら、強い思いを、
持たなくてはいけません、と、
そればかりを言っているのだ。
50歳であなたの『マイライフ』を書き、
「マイライフ・インザフューチャー」に強い思い
を持つ。
そうすれば、あなたは死ぬときに、
「ああ、オレの人生は良かった」
「すべての人に感謝したい」と言う思いを
残せるのではないか。
「諦観」、前向きな諦めが必要な時期がある、
と大前さんは言っているのだと解釈しています。
定年と同時に、奥さんから三下り半を突きつけられ、
家も財産も持っていかれた、という話を聞いたり、
記事を読んだことがあります。
それが現実なのかもしれません。
ですから、どんなことがあってもうろたえては
いけません。
哲学書や宗教書を読んでみることは、後半生を
どう生きるかというテーマを考える上で、決して
無駄なことではないと思います。
男性はいざとなると、女性より弱いので、心を
鍛えることは必須なことになってきます。
あなたは、自信がありますか?
私は、半々です(苦笑)。
マイライフ クリントンの回想 MY LIFE by Bill Clinton 上
マイライフ クリントンの回想 MY LIFE by Bill Clinton 下
『50代からの選択』は今回をもって終了します。
長い間おつきあいくださりありがとうございました。
次回からは、
ロウアーミドルの衝撃
の中から名言を取り上げます。
ご期待ください!
記事が面白かったら
ポチッとして下さい。

こちらのブログもご覧ください!
こんなランキング知りたくないですか?
中高年のためのパソコン入門講座(1)
藤巻隆のアーカイブ
私の書棚(読み終わった本の一覧)