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日経ビジネスの特集記事(47)
浮上! Panasonic 津賀改革の針路
2014.03.03
「ツガノミクス」はどんな成長戦略を打ち出すのか
が主要テーマです。
パナソニックの2013年4~12月期には
過去最高の最終利益を叩き出すまでに回復
しました。
津賀一宏社長の大胆な改革が奏功したという
ことです。
津賀社長の手法はどのようなのものであったのか、
そしてパナソニックはどんな成長戦略を打ち出せる
のか、注目していきましょう!
1章 成長へ果てなき宝探し
パナソニックが注力しているのは、中国ではなく、
インドです。
なぜでしょうか?
この点については、津賀社長へのインタビューの中で
語られていますので、次回ご紹介します。
津賀さんは2012年6月に社長就任後、消費者向けの
「BtoC」ビジネスから法人顧客をターゲットとする
「BtoB」ビジネスへシフトしています。
パナソニックは最終消費者向けの商品を製造する企業
という位置づけでしたが、価格競争が厳しく、収益に
結びつきませんでした。
津賀社長は2013年以降、平均すると月1回の
ペースで外遊しているそうです。
(P.028)昨年の主要な会合だけ挙げても、
1月にスティーブ・バルマー(米マイクロ
ソフトCEO=当時)、4月にムケシュ・
アンバニ(インド・リライアンス財閥会長)、
5月にマーク・フィールズ(米フォード・
モーターCOO)、9月にはマルティン・
ヴィンターコーン(独フォルクスワーゲン
CEO)といった具合だ。
2章 「ツガノミクス」の真実
パナソニックとソニーの株価が比較されています。
「2013年夏頃から、パナソニックは株が上方へ、
ソニーが下方へ乖離し始めた」(P.030)。
業績がそのまま株価に反映された形になっています。
(P.031)パナソニックは2012年3月期と
2013年3月期にそれぞれ7721億円、
7542億円の連結最終赤字を計上したが、
津賀の就任後の一連の後続改革によって
2014年3月期には1000億円の黒字
に転換する見通しだ。
一方、2012年3月期に4566億円の
赤字だったソニーの連結最終損益は2013
年3月期にいったん430億円の黒字に
転換したが、2014年3月期には再び
1100億円の赤字に転落する見通し。
パナソニックは「BtoC」ビジネスの象徴とも言える、
ヘルスケア事業を売却しました。
「パナソニックのヘルスケア事業は、安定して黒字を
稼ぐ収益事業」でしたが、「自分たちだけでは大きな
成長戦略が描きにくい」という理由で、売却に踏み
切ったそうです。
次回は、「津賀一宏社長へのインタビュー」他について
お伝えします。
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