『伊藤雅俊の商いのこころ』(14) 言葉の迷宮(81) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『伊藤雅俊の商いのこころ』(14)





企業はゴーイング・コンサーン(永続するもの、
させるもの)と言われることがあります。


日本で最も古い歴史を持つ企業をご存知ですか?


長寿企業No.1は創業578年の木造建築工事業の
金剛組(こんごうぐみ)だそうです。


もう少し、詳しく知りたい方は、

創業100年以上の長寿企業ランキング

をご覧ください。


日経ビジネスは、30年ほど前、「会社の寿命は30年」という
キャッチコピーを作り出しました。


ところが、最近の調査では、平均で18年だということです。
それだけ世の中が厳しくなり、存続が難しくなっていることが、
伺われますね。


日経ビジネスの特集記事(30) 最新版 会社の寿命
老化を防ぐ3つの処方箋 (2)


をご覧いただければ、伊藤さんが語っていることが、
納得できます。




 総会屋事件では家業と企業を混同しているとの

 指摘を受けましたが、公私混同があるとすれば、

 「私」がなくて「公」しかないというのが中小

 企業経営者の本音です。ヨーカ堂の役員で

 伊藤家の人間は私だけで、私がいなくなれば、

 伊藤家とヨーカ堂の人的関係はなくなります。
 
                    (P.156)

         (040-1-0-000-241)



 


 ヨーカ堂は資金調達を自制した結果、相対的に

 希薄化も抑えられ、今でも二〇%以上の株式を

 保有する伊藤家は、ヨーカ堂の筆頭株主である

 ことに変わりありません。世の多くの企業では、

 創業家といっても名ばかりで、実質的なオーナー

 会社ではなくなっているのが普通ですが、

 ヨーカ堂は今でもまだ、伊藤家が実質的なオー

 ナーの会社なのです。 
 

                    (P.157) 

         (041-1-0-000-242)





 企業を守るには、社員の不断の努力で、お客様、

 取引先、株主、地域社会の信頼を得て、その

 結果の高収益と高株価を維持するしかありません。

 ヨーカ堂グループは、取引先やフランチャイズ店

 のオーナーさん、パートタイマーを含む従業員

 など、地味な大勢の人々に支えられています。

 創業の精神、謙虚さを忘れずに、これからの

 難しい時代を皆で力を合わせて乗り切ってもらい

 たいと願ってやみません。


                    (P.158)

         (042-1-0-000-243)






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