今週の言葉(19) 学びが生む判断力 最後は独断でもいい | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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学びが生む判断力
最後は独断でもいい


神田 正(かんだ・ただし)氏
[ハイデイ日高 会長




 文字通りゼロから始めて、ラーメン店「日高屋」

 を中心にした店舗数は300店、売上高は約300

 億円に達しました。1999年9月にはジャスダック

 に株式公開もできました。


 でも、どうしてここまで来られたのか。振り返って

 みると、いつも「学ぶ」心を忘れなかったおかげの

 ように感じます。特に大事にしているのは、市場に

 学ぶことです。


 岩槻は人形の町で遅くまで働いている人が多い。

 でも、当時は夜やっている店なんてなかった。

 だから受けたのです。

 店は立地だけではない。時間を変えればすごい

 マーケットが取れるということをその時学びました。


 こうして市場に学び、勘を養ったうえでもう1つ

 大事なことがあります。多数決を信じないことです。

 誰の分析と判断で決めたかが曖昧になることの方が、

 大きな問題を生むと思うのです。社員が判断して
 
 決めてもいいのです。大事なのは、自覚と責任感を

 持って臨むかどうかだけ。失敗したら会社に大変な

 迷惑をかけるという責任感が、学ぶ力を強くし、

 判断力を磨く。それが会社を強くするのです。
 
              (2013.12.16号から)




私が知るかぎりでは、日高屋は駅近くに店舗を
構え、繁盛しています。


「人間は、一生勉強だ」と考えている私にとって、
「市場に学ぶ」と説く神田さんの言葉は、
現場の重要性を語っていると思います。


3現主義という言葉があります。


現場、現物、現実の3つです。
この言葉を最初に知ったのは、ユニ・チャームの創業者、
高原慶一朗さんからでした。


3現主義を簡単に説明しますと、次のようになります。

「現場」に足を運び、場を確認する

「現物」を手に取り、物を確認する

「現実」をこの目で見て、事実を知る

ランチェスター戦略とはNO1になるための
最強の法則
より)


現場から離れれば、離れるほど市場のことが
分からなくなります。


現場を知らない人の意見を聞いただけで、
判断すると大きな間違いを起こすことになり
かねません。


現場を知らない、経営コンサルタントには
注意しなくてはなりません。誤解のないように
お話しますが、すべての経営コンサルタントを
指しているのではありません。


私がグールー(思想的指導者)と仰ぐ大前研一さん
(マッキンゼー・アンド・カンパニー・ジャパン
元代表)や堀紘一さん(ボストン・コンサルティング・
グループ元社長)は、信頼性が極めて高いです。





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