『50代からの選択』(13) 新・大前研一名言集(75) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『50代からの選択』(13)


 私は6月末(2006年)で51歳になりました。
その意味で、このタイトルの本は自分の半生を
振り返る機会を与えてくれた本ですし、
後半生を生き抜いていくためのよすがとも
なりました。


「人生とは何ぞや」をご一緒に考えてみませんか。


  
『50代からの選択』(初版 2004年11月10日
集英社)は、<ビジネスマンは人生の後半に
どう備えるべきか>というサブタイトルが示すように、
自分の人生を真剣に考えるきっかけを与えてくれます。
50代のかただけではなく、実は20代、30代、
40代のかたにも読んでいただきたい本です。




幸せなゴールをイメージすると、
結果そうなるためには、これは続けておきたい、
このつきあいは重要でない、
この仕事はやらなくていい、というものが
案外はっきり見えてくる。

              今日の名言 1 〈223〉




「とりあえず」はやめなさい。
これが人生を狂わせる。50歳になり、
最後の瞬間に「ああ、オレの人生は幸せだった」
と締めくくりたいと思っているのなら、
「とりあえず」の時間をつくってはいけない。
積極的に自分の時間表をつくり、
意味のあることに時間を振り向けていかなければ。

              今日の名言 2 〈224〉




そもそも年金生活とは、それまでの
蓄えを少しずつ取り崩していくことで
成立させていくものなのだ。
老後の生活とは本来そういうものであり、
そのために現役時代から蓄えておく、
これが世界の常識だ。

              今日の名言 3 〈225〉





年金はもう当てにできない、という認識を持たないと
いけないと思います。嫌でも。


年金支給開始年齢は今後も確実に先送りされます。
さらに年金支給額が減額されることも確実です。


となると、年金が支給されるまでの空白期間中に、
収入が得られる手段を考えなくてはなりません。


生活保護受給者も増加していくことでしょう。
高齢者だけでなく、若年者でも生活保護を受ける
ケースがあります。深刻な問題です。


さらに、年間自殺者数が13年連続で3万人を超えて
いました、ようやくストップしました。
しかしながら、それでも交通事故死者数の
3倍以上あります。


自死する理由は様々です。生活苦、肉体的病気、
うつ、いじめなど。


相談相手がいなかったり、セーフティーネットが
機能しなかったりといった「孤独死」もなくなり
ません。


「経済的自由」「精神的自由」「時間的自由」の
3つの自由が得られると、自分の好きなことが
できるという考え方があります。


ただ、現実的には、数十年もの間、その自由を謳歌
できる人は限られるでしょう。


誰もが望んでも、誰もが実現できることでは
ありません。人の一生は想像する以上に短いです。
突然死に襲われることもあるからです。


「『ああ、オレの人生は幸せだった』と締めくくりたい
と思っているのなら、『とりあえず』の時間をつくって
はいけない。積極的に自分の時間表をつくり、
意味のあることに時間を振り向けていかなければ」
という、大前さんの指摘は、傾聴に値する言葉です。






      
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