日経ビジネスの特集記事(39)  THE 100 2014 日本の主役(1) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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<このページでは、『日経ビジネス』の特集記事の
概要紹介と、管理人のコメントを掲載しています>



日経ビジネスの特集記事(39)

THE 100 2014 日本の主役
2014.01.06

2014 日本の主役(1)

日経ビジネス最新号(2014.01.06 No.1723)は新創刊として、
山川龍雄編集長が挨拶の言葉で次のように書いています。
(ページの表記は、新創刊の日経ビジネスによるものです)


2011年3月11日の震災で、日本製紙の宮城・石巻
工場を襲った津波の高さは3mにも達し、1階に
あった大型機械やパルプ資材などをのみ込み
ました。屋根は大きな丸太で押しつぶされ、
後に残ったのは、瓦礫とヘドロの残骸。
「もはや再稼働は困難」。関係者の誰しも
そう考えた工場から、今年、日経ビジネスの
新しい紙が供給されます。

今回、絶望の淵から蘇った日本製紙と一緒に
仕事をすることになり、どこか運命的なもの
を感じています。

東京五輪の招致が決まり、企業や個人も
「2020年に向けて何か新しいことに挑戦して
みよう」という機運が高まってきました。
多くの人々が「7年の計」に挑めば、日本は
もっと良くなるはずです。(一部を抜粋)

  (P.001)


日経ビジネスは1969年の創刊から45年になりました。
新創刊なった日経ビジネスに期待しています。


さて、日経ビジネスが選んだ100人を一通り眺めて
見ましたら、100人のうち、名前と顔が一致し、
知っている人物はわずかに28人でした。


ほとんどの人を、私は知りませんでした。
50%もいなかったことに落胆しました。
しかし、それも仕方がないと開き直りました。
0ではなかった、と割りきりました。


日経ビジネスが最終的に選出したのですが、
100人を紹介しているのは、日経ビジネスの記者
ではなく、「その人物のことを別の著名人たちが
評するという手法を取っています」(P.003)。


その点がユニークです。


先述しましたとおり、名前と顔が一致する人物は
28人しか知りませんでしたので、その中から
さらに絞り込んでご紹介していきます。


1人目は、誰でも知っているソフトバンク社長の
孫正義さんです。


紹介文を書いているのは、ファーストリテイリング
会長兼社長の柳井正さんです。

先を読める経営者は山ほどいる。
だが、孫さんがすごいのは、
それに合わせて企業の形を変えていく
柔軟性を備えているところ。

  (P.034)


2人目は、グーグルからフェイスブックCOO
(最高執行責任者)に転じたシェリル・サンドバーグさん
です。


紹介文を書いているのは、ローレンス・サマーズ/
第71代アメリカ合衆国財務長官です。

私は彼女ほど自分の熱い思いを強く
追求し、結果を出す人に会ったことがない。
ひとたびやると決めたら、シェリルを
とめられるものはない。
「完璧を目指すより、まず終わらせろ」
――。シェリルはフェイスブック本社
の壁にこう書いている。

  (P.038)


シェリル・サンドバーグ:何故女性のリーダーは少ないのか


3人目は、既出の柳井正さんです。

紹介文を書いているのは、漫画家の弘兼憲史さんです。

在野精神に溢れ、猛烈な勢いで
目指す頂へ一直線に突き進む。
私が知る経営者のなかでも、
「モーレツ」「パワフル」
という言葉が最も似合うのが、
柳井さんとソフトバンクの孫さんだ。
2人とも、一代で1兆円を上回る
規模の企業を育てるだけあって、
発言の隅々に自信がみなぎり、
頼もしい。

  (P.040)


4人目は、映画『永遠の0』の原作者、
作家の百田尚樹さんです。

紹介文を書いているのは、女優で作家の中江有里さんです。

大ベストセラー作『永遠の0』(講談社文庫)
の解説を書いた児玉清さんから
生前こんな言葉を聞いたことがある。
「人生は50歳からだ」。
人間は人生の終わりが見える年に
なると努力をしなくなる。
だから50歳から努力した者が
伸びるのだ、と。

先に挙げた児玉さんに
「彼は大きな賞を取るよ」と言わしめ、
「人生は50歳から」を体現した人、
それが百田尚樹さんです。

  (P.055)


5人目は、ケンコーコム社長の後藤玄利さんです。

紹介文を書いているのは、私がグールー(思想的指導者)
と仰ぐ、経営コンサルタントの大前研一さんです。

後藤さんとの出会いは、1996年まで遡る。
当時、創業したばかりのアタッカーズ
ビジネススクールに第1期生として入塾
してきたことがきっかけだ。

2009年には、後藤社長に最大の試練が
押し寄せる。改正薬事法で医薬品の
ネット販売が禁止されたことだ。
だが、生活者の利便性を考えそれを違憲
とし、厚生労働省令の取り消しを求めた
行政訴訟を起こし勝訴。彼は、まさに
不可能を可能に変える闘士(アントレ
プレナー)なのだ。

  (P.058)


6人目は、ツイッター創業者、スクエアCEO (最高経営責任者)
のジャック・ドーシーさんです。

以前、特集記事で取り上げました。

スクエア・インパクト 「ポスト・ジョブズ」が起こす決済革命
2013.9.9<1> 日経ビジネスの特集記事(22)


紹介文を書いているのは、楽天会長兼社長の三木谷浩史さん
です。

彼は日本をこの上なく愛し、会えばいつも京都や
箱根といった日本の話で盛り上がる。
誰よりも日本文化への造詣が深い起業家の
一人ではないだろうか。美をとことん追求
する、希有な経営者の一人であることは
間違いない。

  (P.060)


いかがでしたか。
100人に選ばれた人も評者も、著名人であるだけでなく、
意外な関わりがあると感じられたのではないか、
と思います。


百田尚樹さんを評した、女優で作家の中江有里さんが
紹介した、児玉清さんの言葉に、いたく共感しました。

「『人生は50歳からだ』。人間は人生の終わりが見える年
になると努力をしなくなる。だから50歳から努力した者が
伸びるのだ、と」。


次回は、後半の「2014 日本の主役(2)」をお伝えします。




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