『50代からの選択』(3) 新・大前研一名言集(65) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『50代からの選択』(3)

 
私は6月末(2006年)で51歳になりました。
その意味で、このタイトルの本は自分の半生を
振り返る機会を与えてくれた本ですし、
後半生を生き抜いていくためのよすがとも
なりました。


「人生とは何ぞや」をご一緒に考えてみませんか。

  
『50代からの選択』(初版 2004年11月10日
集英社)は、<ビジネスマンは人生の後半にどう
備えるべきか>というサブタイトルが示すように、
自分の人生を真剣に考えるきっかけを与えてくれます。


50代のかただけではなく、実は20代、30代、
40代のかたにも読んでいただきたい本です。




変革期に新しいことを始めようとする
ときにものをいうのは、古い知識や経験に
縛られず、それまでのやり方に疑問を
投げかけ、思い切って新しいものに懸ける
行動力である。
こんな時代は、やっぱり若い者勝ち、
古い秩序の染色体が入り込んだ人たちの
過去の経験では通用しないのだ。

              今日の名言 1 〈193〉




世の中は変わったのである。
失うものをもたず、しがらみにとらわれず、
狭く深くやった者が勝つ。
これがデジタル社会のルールだ。

              今日の名言 2 〈194〉




デジタル社会は、「総合」とは対極に
ある狭く深い世界である。
そして、ここでは、失うもののない人間が、
思い切りよく自分の世界を極めていく。
これが必勝パターンなのである。

              今日の名言 3 〈195〉





インターネットが誰でも利用できる時代になり、
真の意味の「個人の時代」が到来した、
と思っています。


インターネットが普及する前と後での大きな変化は、
個人が情報発信できるようになったことです。


これは産業革命以上の衝撃をもたらした、と考える
べきでしょう。


情報革命と言われる中でも、最も重要で、最も大きな
ものだ、と言えます。


マスメディアが牛耳っていた一方通行の放送を、今では
YouTubeという動画配信サービスを利用すれば、個人が
放送局を「開設」できるのです。


昨日まで無名の人が、YouTubeを使って、自分で撮影した
動画を全世界に配信し、一躍有名人になることが珍しく
なくなってきました。


動画を配信するだけで、年間数千万円という多額の報酬
を得ている人たちもいます。


インターネットが普及する以前には、全く考えられ
なかった現象です。


インターネットを使い、情報商材を販売する情報起業家
の出現は、「個人の時代」を象徴する出来事です。


情報商材は、コストがほとんどかからず、高価格で販売
するができます。価値が認められれば、値上げしても
売れるのです。


もはや、一物一価の法則は成り立たなくなっています。
全く同じ内容の商品を高く売ることができるのです。


デジタルデータですから、ほとんどコストゼロで
いくらでも作ることができます。


極論すれば、無限にコピーしたものを売ることができる
のです。


社会の大変化というビッグウェーブに、いち早く乗ること
ができた人が成功者となる時代になったのです。


そうしたことができる人は、大前さんが指摘している
ように「思い切って新しいものに懸ける行動力」を発揮
できる人のことです。


既成概念に囚われ、横並びの発想しかできない人は、
いずれ淘汰される時が来るかもしれません。


あなたは「そうはならない」と断言できますか?






      
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