日経ビジネスの特集記事(38) 2014年 これが売れる 確実に来る6大トレンド (1) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

私のテーマは6つあります。
(1)ビジネス書の紹介(2)医療問題 (3)自分ブランド力
(4)名言 (5)ランキング (6)ICT(情報通信技術)
このブログでは、主に(1)~(4)を扱っています。
(5)と(6)はそれぞれ別のタイトルで運営しています。

<このページでは、『日経ビジネス』の特集記事の
概要紹介と、管理人のコメントを掲載しています>



日経ビジネスの特集記事(38)

2014年 これが売れる
確実に来る6大トレンド

2013.12.30

6大トレンドの内容(1)

日経ビジネスの2013年最終号は、
2014年にはこれが売れるという
予想記事が特集されました。


6大トレンドがあるだろう、と伝えています。


6大トレンドとは?


1「法制度変更」が生む流行

2「世相」が生む流行

3「環境変化」が生む流行

4「2013年の反動」が生む流行

5「新技術」が生む流行

6「社会問題」が生む流行


今回は、このうちの1「法制度変更」が生む流行
から3「環境変化」が生む流行までの
前半部分についてお伝えします。


本当にそうなるのかどうかは、あなたの
考え方次第です。


未来を予想することは難しい、一般的に
思われていますが、「論理的に予想する
ことは十分可能だ」という指摘は、
傾聴に値します。


それは歴史的検証と統計分析をベースに
した予想であるからです。


予想は主観が入り込みやすい概念ですが、
いかに客観視し、精度の高い予想に変え
ていくことは、関係者の腕の見せどころ
と言えそうです。


1「法制度変更」が生む流行

日経ビジネスがまず、注目したのは法制度変更です。


2014年のヒット商品を論理的に予測するうえで

まず注目すべきは2013年から2014年に

かけて実施される法制度の変更
だ。

 (P.30)


具体的に見ていくことにしましょう。


2015年末までの期間限定ですが、2013年4月
から導入された「教育資金非課税」措置を、
日経ビジネスは最初に挙げています。


祖父母が孫へ教育資金を贈与した場合、

1500万円までが非課税となる。

導入から2年目を迎え、制度が一段と

周知されるのは必至。高齢者が蓄える

金融資産は現在900兆円規模。

  (P.30)


もう1つは、「接待交際費の損金算入」です。

中小企業は2013年度から最大

800万円までの損金算入が認められ

ているが、2014年以降、大企業でも

交際費の50%を経費として処理できる

ようになる。

  (P.31)


これらは減税策です。当然のこととして、
政府はこれらの埋め合わせ策をしっかり
用意しています。


それは、
財源確保のための法制度改正
です。


既に年収1200万円超の会社員の

給与所得控除を縮小する方針などが

固まっている(実施は2016年1月予定)

  (P.32)


2「世相」が生む流行

2014年には、私もとても楽しみにしている
FIFAワールドカップ(W杯)
ブラジル大会
が開催されます。


問題は、ブラジルは日本の裏側で、
時差が12時間あります。


重要な試合が深夜早朝に組まれることが
多いということで、寝不足は必至です。


そこで、売上が期待できる商品があります。


今、PCでブログを書きながら、Radiro
(Radikoとは別)というインターネット
ラジオでFMラジオを聞いています。


CMが流れる中で、よく聞かれるのが、
眠気覚ましドリンク「眠眠打破」です。


これを製造している常盤薬品工業が、
もっと強力な「強強打破」に日経ビジネスは
注目しています。


眠眠打破が1本50ミリリットルに

カフェイン120mgを含むのに対し、

強強打破は150mg。数ある眠気覚まし

ドリンクの中でもその含有量は最高

レベルで、「ブラジルW杯は絶好の

商機」と同社広報担当者も期待を

寄せる。

  (P.33)


良いことばかりではなく、4月の消費増税は
待ったなしです。


現行5%から8%になるので、同じものを
買っても出費は多くなります。


買い方も買う物も変化してくることでしょう。


そこで、日経ビジネスが注目しているのは
「金投資ブーム」です。


消費税が上がるのになぜ? と思われる方が
多いことでしょう。


私も同感です。その疑問に日経ビジネスは、
こう説明しています。

金は購入時には消費税を払うが、

売却時には個人であっても消費税分を

受け取ることが可能。このため、

仮に金の価格が変わらなければ、

3月に消費税込みで105万円で購入

した金を4月に売れば、108万円

手に入ることになる(諸経費などを

考慮せずに試算)。

  (P.34)


お金に余裕のある人には朗報ですね!


私には関係なさそうです。


3「環境変化」が生む流行

環境変化と言えば、日本の気候が温帯
から亜熱帯に変化しているという専門家
の指摘と、中国発のPM2.5、さらに
集中豪雨(ゲリラ豪雨)でしょう。


外来種が国内に持ち込まれ、そのまま
放置され繁殖し、生態系を乱す危険性
が高くなっています。


中国では、今、日本も高度成長期に
体験した、負の資産「公害」が猛威を
奮っています。


ニュース報道によれば、外出時には、
マスクは必須です。今後、気管支喘息や、
肺がんなどで苦しめられる人々が増加
する可能性は高いでしょう。


日経ビジネスは、これらの環境変化が
生む流行として、12品目を挙げています。


私はその中で、個人的に注目したのは
「機能性水」「曇らない眼鏡」
「PM2.5測定器」の3つです。 


「機能性水」は猛暑が熱中症対策に効果
があると思われるからです。


OS-1(大塚製薬工場)という経口補水液
があるそうです。


「曇らない眼鏡」は、私が常時メガネを
かけているからですが、高温多湿が続くと、
メガネの曇りに悩まされます。


愛眼が発売する新型眼鏡「FORゆ(YOU)」は、
湯気に曇らないのが特徴だそうです。


「PM2.5測定器」は、直径2.5マイクロ
メートル(マイクロは100万の1)以下の
超微粒子で肺の奥まで入り込む有害物質の
測定器です。


個人でも手の届くハンディタイプで、
学校関係や地域自治体などから引き合いが
強いそうです。東京ダイレックなどが発売
しています。


2014年は一段と変化が内外から起こる年に
なりそうです。



次回は、後半の『4「2013年の反動」』から
『6「社会問題」が生む流行』まで、
についてお伝えします。



記事が面白かったら
ポチッとして下さい。
藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ-人気のブログランキング


こちらのブログもご覧ください!

こんなランキング知りたくないですか?

中高年のためのパソコン入門講座(1)

藤巻隆のアーカイブ


私の書棚(読み終わった本の一覧)