私は6月末(2006年)で51歳になりました。
その意味で、このタイトルの本は自分の半生を
振り返る機会を与えてくれた本ですし、
後半生を生き抜いていくためのよすがとも
なりました。
「人生とは何ぞや」をご一緒に考えてみませんか。
『50代からの選択』(初版 2004年11月10日
集英社)は、<ビジネスマンは人生の後半に
どう備えるべきか>というサブタイトルが示す
ように、自分の人生を真剣に考えるきっかけを
与えてくれます。
50代のかただけではなく、実は20代、30代、
40代のかたにも読んでいただきたい本です。
今日の名言 1 〈190〉マッキンゼーは、個人の技能で勝負する
会社なので、チームプレーで食っていく
日本的な会社で染みついた癖はじゃまに
しかならない。
今日の名言 2 〈191〉サラリーマンとしての勝負はすでについて
しまったのだ。あなたの年齢が、現在
40代の後半以降で、まだ頭角を現す
ことができないでいるなら、今後、
にわかに頭角を現すチャンスは、
残念ながら、どんなに待っても巡って
くることはないだろう。
今日の名言 3 〈192〉何しろ今の60代と50代以下とでは
競争環境がまったく違うのだ。
今の50代以下は、上の世代が50代
だったときに比べると、出世のチャンスは
極めて小さく、リストラで肩たたきされる
危険性も極めて高い。
現在、人件費をコストと考える企業が多くあります。
先日、「ブラック企業」と名指されていたユニクロ
(ファーストリテイリング)の柳井正会長兼社長は、
「パート、アルバイト 1万6000人を正社員化する」
と発表しました。
このようなケースは稀です。ユニクロの180度転換
ということで、耳目を集めました。
以前は、従業員を「人材」や「人財」と口先では
言っていました。
しかし、現実には正社員を減らし、非正規雇用者
(パートやアルバイト、契約社員)を増やしています。
40歳定年制の導入や、40歳で定期昇給を廃止する企業
は減りません。国は65歳までの定年延長を企業に要請
していますが、企業はすんなり受け入れることはでき
ないでしょう。
定年を延長する代わりに、給与を大幅に削減する、
企業によっては3分の1の減給を強いるところもある
でしょう。
年金支給開始年齢が高くなり、60歳で退職すると年金
支給開始まで5年以上の空白が生じる可能性が出てきま
した。
30代や40代の方も先の話だから、状況が変わるかもしれ
ないと考えず、今後の身の振り方を真剣に考える必要
があります。
このまま会社に残って定年を迎えるのか。それとも、
自分を高く評価してくれる他社へ移るのか。はたまた、
磨き続けてきた「武器」をもとに起業するのか。
1日1日時間は経っていきます。決断すべき時間はあまり
多く残っていません。
一度、じっくり考えるみることが大切です。
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