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日経ビジネスの特集記事(32)
スマホ第二幕 誰が拓く「iPhone」後の世界
2013.11.18
早くも、スマホ以後主流になってくる
であろうと考えられている、ウェアラブル端末
の主導権争いが激しくなってきています。
「次」は我々が先導する
狙いは技術の売り込み
米半導体大手クアルコムの動きが目立つそうです。
クアルコムのことは詳しく知りませんでした。
本特集を読んで、少し分かってきました。
半導体メーカーであるクアルコムが腕時計型
端末を開発したということです。
そもそもクアルコムとは、どうのような会社な
のか見てみましょう。
(P.44)クアルコムはスマートフォンの
心臓部であるプロセッサーの
世界市場で、4割近いシェア
を握る最大手。今年7~9月期
の連結決算は、売上高が前年
同期比33%増の64億8000万ドル
(約6480億円)、純利益が同18%
増の15億100万ドル(約1500億円)。
売上高は四半期ベースで過去最高
を記録するなど、まさに絶好調だ。
売上高純利益率が、25%近くあるのは驚異的です。
売上高総利益率ではありませんよ!
そんなクアルコムが腕時計型端末『Qualcomm Toq
(クアルコムトーク)』を開発したのはなぜなのか、
と思いますよね?
(P.45)「新技術のショーケース」
クアルコムテクノロジーのチャンドック氏は、
自ら開発した腕時計型端末の
位置づけをこう説明する。
最終的な狙いは、トークに導入
した自社の部品販売や技術ライ
センス供与によって収益を得る
ことにある。
(P.45)スマホの「次」に先鞭をつける
クアルコムの動きは、「スマホだけ
ではいずれジリ貧になってしまう
という危機意識の表れだろう」
(国内の半導体関係者)
セットから部品メーカーへ
日本のメーカーの中には、こうした動きに、
敏感に反応し、ウェアラブル端末を開発している
企業があります。
例えばオリンパスがそうです。
(P.46)グーグルの「グーグルグラス」
のような眼鏡型端末「MEG(メグ)」
を開発中のオリンパス。
腕時計型端末の完成品を市場に
投入せず、インテルやクアルコム
のような中核部品を手がける部品
メーカーとして生き残りをかける。
リスク回避をするためです。
複数の端末メーカーと交渉を進めている
ことから推測できます。
Glasses, 320x240, Bluetooth 2.1, 8 hr Battery & More!)
「目」「腕」「体」の争奪戦
私の個人的見解は、ウェアラブル端末は
日本人にはなじまないのではないか、
と思っています。
直接肌に接触したままの状態には、
耐えられないと思うからです。
これは、私の主観にすぎないので、
実際にどうなるかは分かりません。
世界中を俯瞰すると、私の考えは間違い
である、ということになるかもしれません。
(P.49)なぜ今、ウェアラブル技術なのか。
IMEC(ベルギーにある世界の
エレクトロニクス研究を
リードする研究機関)の研究
責任者はこう説明する。
「我々は約10年前からウェア
ラブル機器を研究してきたが、
結果的に時期尚早だった。
当時は通信端末がパソコンしか
なく、病院内での技術実証など
にとどまっていた」
状況っを一変させたのが、2007年
に米アップルが「iPhone」を発売
して以降の、スマホの爆発的
普及だ。
「長距離の通信やデータ処理、
セキュリティーなどを担う
スマホという“プラットフォーム”
の登場で、ウェアラブルの可能性
が一気に広がった」(IMECの研究
責任者、クリス・ヴァン・ホフ氏)
ウェアラブル端末は巨大市場を形成するのか、
という疑問が湧きます。
日経ビジネスは、この疑問に答えています。
(PP.49-52)外観だけが問題なのではない。
ウェアラブル端末が離陸するには、
少なくともほかに3つの壁がある。
その第1は、スマホでは実現でき
ない圧倒的な便利さを示すことだ。
2つ目の壁は「省電力」だ。
もう1つの壁は「資金」だ。
ウェアラブル端末の普及には、今も
多くの課題が残っている。ウェアラ
ブルを一時的なブームだと捉える
見方もある。
だが、長期的に見れば、人間は
コンピューターを身体の近くに
組み込み、その機能を拡張することで、
より自然で豊かなコミュニケーションを
試み続けてきた。具体的な姿はまだ
明確ではないものの、スマホの先の
未来がそこにあることは確かだ。
あなたはウェアラブル端末は普及すると思いますか?
Google Glass on TV
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