日経ビジネスのインタビュー(84) 早慶の入試は5科目で 滝 久雄氏 [ぐるなび会長・創業者] | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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早慶の入試は5科目で 2013.8.26

滝 久雄(たき・ひさお)氏
[ぐるなび会長・創業者]



リーダーは自然には育たない。積極的に育てる必要
があるのだと痛感している。


「若者を育てる」という強い意志を日本全体で持ちたい
ものだ。


その重要なテーマの1つが教育で、中でも理科教育には
課題が多い。


何も文系の人に、理系並みのレベルを求める必要はない。


文系の人に出題する数学や化学、物理は、理系よりも低い
レベルでいい。理系学科への受験者の国語や社会も同様だ。


もう1つの課題は、理科を教える先生の養成だ。ゼロから
育てるのは大変だが、モノ作り大国である日本には、
潜在的に理科を教える能力のある人材は多い。


そもそも理数と文系科目は切り離せるものではない。


国を造るのは人だ。未来を拓くのは若者たちだ。そして、
教育には時間がかかる。




「ぐるなび」は飲食店検索サイトで、不動の地位を
築いています。


ぐるなび会長・創業者の滝氏は、日本の将来を憂え、
教育改革の提言を行なっています。


私見ですが、すべての学問の基礎には国語がある、
と考えています。


理系であろうと文系であろうと、国語力は大切です。


これはなにも漢字検定や漢字の書き順などを言っている
のではありません。


文章を読んで理解し、人に分かりやすい言葉と表現で
伝えるためには国語力が不可欠です。


論理力は国語力の上に成り立つ概念だ、と考えています。


ロジカルシンキングは、アリストテレスの3段論法が、
基本中の基本です。


A=B、 B=C が成り立つならば、A=Cというものです。


日本人は欧米流ロジックが苦手で、以心伝心で分かる
というのは非論理的だ、と長い間言われ続けてきました。


しかし、決してそんなことはありません。


ロジックは「世界共通の言語」と言われることがありますが、
確かにロジックに基づいて説明すれば理解しやすでしょう。


しかし、ロジックだけでは説明できないことはいくらでもある、
ということも理解する必要があります。


ロジカルシンキングを身につけるのはそれほど難しいこと
ではありません。物事を自然に考えることです。


突然変異は常に起こることを頭の片隅に置いておくことは、
必要なことですが。



* 今週号には、「編集長インタビュー」が掲載され
ませんでしたので、「直言極言」から掲載しました。





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