ダニエル・ピンクの『ハイ・コンセプト』
の中に、「右脳主導思考」と「左脳主導思考」
という言葉が、出てきました。
スティーブ・ジョブズはこの2つをバランス
よく使い分けていたことが、推測されます。
例えば、ジョブズはデジタルの世界で有名です
が、ストーリーを組み立てるときは、紙と鉛筆
を使う、つまりアナログで行なっていたという
ことです。
アナログ=右脳主導思考、デジタル=左脳
主導思考と考えるならば、ジョブズはどちらも
使っていたのです。
本著のタイトルになっている、「驚異のプレゼン」後編です。
スティーブ・ジョブズはビットやバイトという
デジタル世界で有名になった人だが、ストー
リーを組み立てるときは紙と鉛筆という昔な
がらの方法を使う。ジョブズのプレゼンテー
ションは劇場型で、注目を集めて人々のうわ
さになり、多くの人に感動を与えるように考
えられている。
(P.24)
(004ー1-0-000-127)
ジョブズは、細かなところまで気をくばる。
説明に使うキャッチフレーズを書く、スラ
イドを作る、デモの練習をするなどはもち
ろん、照明のあて方にまで。適当に済ませ
るものなどない。そのジョブズが、まず、
紙と鉛筆からスタートする。
(P.25)
(005-1-0-000-128)
まず、「書く」、つまり、筋書きを作る。
それができてから、スライドのイメージに
ついて考えろということだ。「筋書きを作る」
とき、フォントや色、背景、スライドの切り
替えといったパワーポイントのデザインは
すべて忘れること。そんなはずはないと思う
かもしれないが、実は、最初に筋書きを作っ
たほうが映像の可能性が広がる。書くことに
よって目的が明確になるからだ。
筋書きがあれば、体験を「プロデュース」
する絵を描くことができる。最初に作るべき
もの、それは筋書きなのだ。
(P.30)
(006-1-0-000-129)
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藤巻隆のアーカイブ
ぜひ、以下の2冊を読んでいただきたいと思います。
ジョブズの生き方、考え方がよく分かります。
Stay hungry. Stay foolish.
この有名な言葉は、2005年にスタンフォード大学の
卒業式のスピーチで、使われました。
この言葉が出てくるのは、動画の最後です。
本著のタイトルになっている、「驚異のプレゼン」前編です。
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