『ハイ・コンセプト』(9) 言葉の迷宮(26) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『ハイ・コンセプト』(9)




ダニエル・ピンクは、「議論」よりは「物語」
ということの本質を説いています。

「誰でもすぐにタダで検索できる時代の『情報
の価値』」を、最も理解している企業の一つは、
Googleです。

検索エンジンを核に、「情報の価値」を高め、
広告収入を得るツールにしたのです。




 物語は人類の歴史を通して常にとても重要なのは

 ものであり、私たちの思考の中心的役割を果たし

 てきた一方で、「情報化の時代」には、物語は

 やや不当な非難を受けた。

                     (P.169)

         (025ー1-0-000-076)



 


 物語は楽しむもので、事実は物事をはっきりさせ

 るもの。

 物語は核心から離れたもので、事実はそれを明らか

 にするもの。

 物語は真実を隠すためのもので、事実は真実を明かす

 ためのもの。

 このような見方の問題点は、その二面性にある。

 1つには、私たちの脳の働き方に逆行していること。

 次に「コンセプトの時代」では、物語の重要性を軽視

 していると、仕事の上でも、一人の人間としても危機

 に陥るということだ。

 事実はいつも簡単に見つけられるわけではない。 


                     (P.169)

         (026-1-0-000-077)




 事実というのは、誰にでも瞬時にアクセスできる

 ようになると、一つひとつの事実の価値は低く

 なってしまうものなのだ。そこで、それらの事実

 を「文脈」に取り入れ、「感情的インパクト」を

 相手に伝える能力が、ますます重要になってくる

 のだ。

 そして、この「感情によって豊かになった文脈」

 こそ、る能力の本質なのである。

                     (P.170)

         (027-1-0-000-078)





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