日経ビジネスの特集記事(10) 沸騰・不動産 次の風景 アベノミクスで買うべき場所(3) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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<このページでは、『日経ビジネス』の特集記事の
概要紹介と、管理人のコメントを掲載しています>



日経ビジネスの特集記事(10)

沸騰・不動産 次の風景
アベノミクスで買うべき場所
 2013.6.10

異次元緩和がもたらす歪み

今、危惧されることは不動産バブルが再燃するのではないか、
ということです。バブルは必ず弾けます。
そして、後始末に莫大なお金と長い年月が必要になります。


市場崩壊の引き金を引く不動産バブルの
4つの大罪とは何か


過剰な借り入れ

ビルころがし

利益相反

賃料上昇神話


危うい兆候は大きく分けて4つあります。過剰な借り入れの活用が
その1つ。
2つ目は、ごく短期間での物件の転売が相次ぐことで、
3つ目は利益相反です。
そして、最後は賃料の継続的な上昇を前提にしてしまうことです。

この中で、利益相反について補足説明します。
イオンはREIT(不動産投資信託)の上場を準備しています。
保有するショッピングモールを数十の単位でREITとして切り離し、
個人などの投資家から資金を募ります。

規模は2000億円~3000億円にも上るということです。

そこで問題は、イオンがREITにショッピングモールを売却する時、
価格が過度に割高ではREITの投資家の利益を損ないます。

また、イオンがREITに払う賃料が割安でも同様です。

上場企業であるイオンの株主と、REITの投資家の利害バランスを
どう取るのか、頭が痛いことです。

REITアナリストの関大介氏はこう話しています。

「2008年までのミニバブルでは投資家に不利になる条件設定が
横行した」

これは利益相反問題と呼ばれています。

今後、不動産価格は上昇していくのでしょうか?

「人口減が進む日本で、不動産価格が今後、大きく上昇し続ける
可能性は低い」と、日経ビジネスは結論づけています。




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