ユニクロ(ファーストリテイリング)やセブン&アイ・
ホールディングス、あるいは明治学院大学のデザインや
イメージ戦略で、多大な貢献をしている、
アートディレクターの佐藤可士和さんのことを
ご存知だと思います。
佐藤さんの仕事ぶりを見ると、ダニエル・ピンクが
指摘していることが正しいと分かります。
言い換えると、佐藤さんがダニエル・ピンクが指摘
していることを具現化しているのです。
デザインは、古典的な全体思考能力だ。
(ジョン・)ヘスケットの言葉を借りれば、
「実用性」と「有意性」の組み合わせである。
コマーシャルデザイナーは、読みやすいパン
フレットを手早く作り上げる必要がある。
これが「実用性」である。
だが、パンフレットとして最大の効果をあげ
るには、言葉では表現しきれないアイデアや
情感を読む人に伝えなくてはならない。
これが「有意性」である。
(P.129)
(019ー1-0-000-070)
「実用性」のほうは「左脳主導思考」に近く、
「有意性」は「右脳主導思考」に近い。そして、
左脳主導・右脳主導の2つの思考スタイルと
同じように、今日、「実用性」の価値は広く
認められ、安価に、比較的容易に実現できる
ようになった。おかげで「有意性」の価値も
高まってきたのである。
(P.129)
(020-1-0-000-071)
デザインは私たちの食欲を刺激し、料理を引き
立てる道具をキッチンに提供する以上のことが
できる。良いデザインは世界を変えることが
できるのだ(そして、困ったことに、ひどい
デザインでもそうなのだ!)
(P.147)
(021-1-0-000-072)
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IMAGINEゲスト 佐藤可士和(アートディレクター) 前編
IMAGINEゲスト 佐藤可士和(アートディレクター) 後編
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