この本の訳者である、大前研一さん
(私のグールー=思想的指導者)は、
『「100万ドルの価値がある質問」に
初めて真っ正面から答えを示した、アメリカ
の大ベストセラーである』と語っています。
(帯参照)
この本が出版されたのは、2006年ですから、
今から7年前(このブログを最初に書いたのは
2013年)ですが、今でもこの本の内容が
取り上げられることは、少なくありません。
それほどまでに世の中に大きな影響を与えた
本と言えます。
著者、ダニエル・ピンクの評価を決定づけた名著です。
未来をリードするのは、何かを創造できる人や
他人と共感できる人、パターン認識に優れた人、
そして物事に意義を見出せる人である。
つまり、芸術家や発明家、デザイナー、ストー
リーテラー、介護従事者、カウンセラー、そして
総括的に物事を考えられる人である。
(P.26)
(001ー1-0-000-052)
本書では6つの重要な資質について考える。
私はこれを「6つのセンス(感性)」と
呼んでいるが、仕事上の成功を収められるか、
生活に満足を得られるかは、この「6つの
センス」に大きく左右されるようになる。
「6つのセンス」とは、デザイン、物語、調和、
共感、遊び、生きがいだ。
(P.27)
(002-1-0-000-053)
新しい時代を動かしていく力は、これまでとは
違った新しい思考やアプローチであり、そこで
重要になるのが「ハイ・コンセプト」「ハイ・
タッチ」である。
「ハイ・コンセプト」とは、パターンやチャンスを
見出す能力、芸術的で感情面に訴える美を
生み出す能力、人を納得させる話のできる
能力、一見ばらばらな概念を組み合わせて
何か新しい構想や概念を生み出す能力、
などだ。
「ハイ・タッチ」とは、他人と共感する能力、
人間関係の機微を感じ取る能力、自らに
喜びを見出し、また、他の人々が喜びを
見つける手助けをする能力、そしてごく
日常的な出来事についてもその目的や
意義を追求する能力などである。
(PP.28-29)
(003-1-0-000-054)
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