バックナンバー(5)
ここに掲載しているのは、管理人・藤巻隆が
携帯サイトで運営していた時のコンテンツです。
2007年1月8日号からスタートしています。
1カ月分毎にまとめてあります。
● 2007.5.28
(No.4)<21>
政権運営は心を1つに
加藤 寛(かとう・ひろし)氏
[千葉商科大学名誉学長]
生まれてきたすべての子どもに一定水準
の教育を義務づけるのは必要だが、その
ことと、教育内容まで国が監理すること
は全く別のこと―。
英国の哲学者、ジョン・スチュアート・
ミルが『自由論』で述べていることです。
私は、この考えに賛同します。
ところが日本の場合、この義務教育の内容
まで文科省が監理し続けているというのが
現状です。
● 2007.5.21
(No.3)<20>
経営は「胆力」「ネアカ」
冨山 和彦(とやま・かずひこ)氏
[経営共創基盤社長]
再生機構ができた4年前に日本には
企業再生のプロなどいなかった。
けれど、優秀な人材をきちんと教育
して送り込んだら、みんな育って、
経営者としての能力を発揮したんです。
プロ経営者を目指す若手は増えている
わけでしょ。
六本木でIT(情報技術)ベンチャー
を作るばかりが能じゃない。
経営というのは人間をどうやって自分の
思うように動かすかですから。
それを実践するなら、“おままごと
ベンチャー”をやっているより、よっ
ぽど地方の旅館の経営をした方がいい。
● 2007.5.14
(No.2)<19>
基軸通貨、求めず妨げず
ジャン・クロード・トリシェ(Jean-Claude Trichet)氏
[欧州中央銀行総裁]
まず言えるのは、ユーロの導入は企業に、
米国と同じくらいの規模を誇る金融市場に
アクセスできる環境をもたらしたという
ことです。
さらにECBの安定した金融政策は、企業に
安定した資産調達の道を提供しています。
もちろん実際には、欧州市場の統合だけで
はなく、そこにはグローバル化の影響もあ
ります。
金融市場の統合に話を戻すと、ユーロ圏の
金融統合の深化は継続中です。
具体的には例えば、「ターゲット」と呼んで
いる計画があります。
ユーロ導入時から進めた「ターゲット1」
では各国中央銀行同士の決済・支払いシス
テムをつなぎ、今年の11月から次の「ター
ゲット2」が始まります。
これは中央銀行同士のシステムのプラット
フォームを共通化するものです。
つまり3億1800万人の金融市場、金融サー
ビスが1つの共通のプラットフォームで動く
ことになるのです。
加えて証券関連では「ターゲット2セキュリ
ティーズ」、つまり証券決済分野での中央銀行
資金との共通プラットフォーム化を提案した
ところです。
こうした統合の深化を通じて経済活動の触媒
としての役割を果たすことが、ECBの重要な
役割になっているわけです。
● 2007.5.7
(No.1)<18>
“地球企業ビジョン”11月発表
渡辺 捷昭(わたなべ・かつあき)氏
[トヨタ自動車社長]
とにかく、副社長や専務と一緒に議論をしな
がら現場に行きました。
できるだけ聞く耳を持ち、しっかりと物事を
見る目を持ち、肌で感じて、においを嗅ぎ取る。
言ってみれば五感で感じるようにすると、
「ここにこういう問題があるな」というのが
だんだん分かってきました。
今では私が見えるのは8割というところで
しょうか。
その過程では、カスタマーファースト(顧客
第一)委員会というのを作って、問題を全部
出してくれ、と部品メーカーさんや開発部隊、
生産部門などに伝えました。
それまでは、市場の状況から、モデルチェンジ
の時期を決めてしまうと、全員が無理してでも
間に合うように開発していました。
そこで、どこにどういう無理があるのかを明ら
かにしようとしたのです。
(中略)
我々が常に言っているのは、現状に満足しない
ということでしょう。
現場を見て、「大変だな」と評論家みたいに
言っていると、だんだん企業は衰退していき
ます。
大変なんだから経営陣もみんなで現場に行って、
知恵を出して改善しています。
* 1カ月毎にまとめてありますが、
2007年1月8日号からスタート
していまして、2013年7月まで
の6年7カ月分のバックナンバー
だけで79件あります。
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