バックナンバー(3)
ここに掲載しているのは、管理人・藤巻隆が
携帯サイトで運営していた時のコンテンツです。
2007年1月8日号からスタートしています。
1カ月分毎にまとめてあります。
● 2007.3.26
(No.4)<12>
退路断ち心をひとつに
黒川 博昭(くろかわ・ひろあき)氏
[富士通社長]
連結の営業利益目標である1900億円は
あきらめていません。
実現のため必死で取り組んでいます。
富士通は、真っ当な利益をちゃんと出せると
いうことを証明したい。
富士通はチャレンジャー(挑戦者)です。
営業が必死の覚悟で自社の製品を売っている
ことは理解していますが、もう一度「売らない
ととんでもないことになるぞ」と、ギャー
ギャー言っています。
「こんな仕事なんてやってられないよ」と思う
ことも正直ありますが(笑)。
● 2007.3.19
(No.3)<11>
株式市場に聞かない
佐治 信忠(さじ・のぶただ)氏
[サントリー会長兼社長]
市場の声を聞けばうまくいくというなら、
誰でもできる。
自分でやらないと仕方ないし、相談した
って駄目。
問題は経営者の器量でしょう。
すぐに誰かに聞いたってできません。
僕も誰にも聞かないし。
経営者にとって一番大事なのは勘ですよ、
勘。
この勘が働くかどうか。
数年前、少し価格の高いプレミアムビールを
やろうなんていうのも、勘が冴えていたのか
もしれません(笑)。
誤解のないよう言っておくと、もちろん、
今日は何か悪い予感がするといったような
第六感じゃないですよ。
普段の勉強とか経験から自分の中に蓄えて
きたものだと思います。
この勘をどう磨いていくか。
どうすればいつも勘が冴えるかを考えること、
それが経営者にとって重要じゃないですかね。
● 2007.3.12
(No.2)<10>
「質の高い雇用」を作れ
北城 恪太郎(きたしろ・かくたろう)氏
[経済同友会代表幹事]
成功する会社、成功する組織というのは、
やはり優秀な人材を集めて、その人たちが
意欲を持って働いています。
これが経営戦略で最も大きなポイントです。
ハーバードビジネススクールの研究だったと
記憶していますが、戦後の米国企業を調べた
ところ、戦略構築に優れた会社よりも、
従業員のモチベーション向上に優れた会社の
方が、パフォーマンスが高いという話を聞い
たことがあります。
人間はどういう時に意欲を持って働くのか。
私は難しい目標に挑戦し結果が出せた時だと
思うんですね。
ですから、やはり挑戦的な目標を与えて、
努力してもらってその結果を認める、褒める。
処遇というのはその結果なんだと思います。
● 2007.3.5
(No.1)<9>
グーグルは「知」に非ず
小宮山 宏(こみやま・ひろし)氏
[東京大学総長]
これまでの教科書というのは大抵、
1つの視点で書かれていました。
でも、ウィキペディアは様々な人が
いろいろな視点で書き込んでいる。
子供の興味は、どこからわいてくるか
分かりません。
それに応えるには、いろいろな視点から
寄ってたかって作る方式が最もふさわしい。
これこそインターネット時代の教科書です。
そういう議論をせず、教科書が薄いという
現象だけを取り上げて議論しても全く意味
がありません。
検索だけで知の構造化ができるわけでは
ありませんが、知の構造化のためにITを
活用できるなら、積極的に取り込んで
いけばいいのではないでしょうか。
* 1カ月毎にまとめてありますが、
2007年1月8日号からスタート
していまして、2013年7月まで
の6年7カ月分のバックナンバー
だけで79件あります。
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