立川で流鏑馬(やぶさめ:なんて読めないって)を見た後、所沢まで足を伸ばし、「所沢航空発祥記念館」を見学して来ました。
この記念館にはいつか行くと前から決めていました。
私のブログのサブタイトルは「空力実験室」。空気力学に興味を持って実験しながら楽しんでいるわけですが、その内容をいつか書こうと思います。一部はホームページに公開しています。
西武新宿線、その名も「航空公園駅」、駅前にはYS11が鎮座していました。残念ながら乗ったことがありません。
そこから歩いて5分。所沢航空発祥記念館があります。65才以上は入場料410円。1時間半、じっくり見て来ました。
私が7才の時にはもう女性パイロットがいたのです!これは私には大きな収穫!
この女性は埼玉県出身の人で、私が初めて飛行機を見たあの時、中津川に飛んで来た人かも!(私が初めて飛行機を見た衝撃については別途記載したい)
しかし素敵な人ですねぇ!
フライトシミュレータがあり、かなり楽しめました。私は中学の頃は飛行機のパイロットになるのが将来の夢でしたが、無理、ならなくて良かったということがわかりました。笑。
操縦桿を動かしてから、機体が反応するまでのタイムラグが長すぎて、とても制御できなかったのです。
これ、実機と違いすぎるのでは?
自動車の操縦安定性の評価では、ハンドルの動きに車体が敏感に反応するのがレスポンス性能が良いとされるのですが、フライトシミュレータでは全く制御できず、時間内に着陸できずに空中でカットされてしまったのでした。(笑)
予想もしていませんでしたが、ライト兄弟が使った小型風洞のレプリカや、二宮忠八を紹介するコーナーもあって、とても感激しました。
ライト兄弟が使った風洞のレプリカ。
風速はどの位だったのかなぁ?
しかし、計測モデルの固定方法が見えるように、揚力と抗力をどのようなメカニズムで取り出していたのかが分かるように展示して欲しかったですねぇ。この展示の仕方ではただの箱。
二宮忠八を紹介する展示。
一部読めないところあり。これを解説した本を探そうと思います。
香川県の琴平さんの近くに「二宮忠八飛行館」がある。いつかは行って見たい所です。
又、ライト兄弟が飛んだ1903年より118年も前、1785年に浮田幸吉と言う人が翼を背中につけて、日本で初めて飛んだと言われるのですが、記録が少ないのでしょうか?ここには何もなかったです。
「所沢航空発祥記念館」、短い時間でしたが、とても有意義な一時でした。
ところで、東京代々木公園にも「日本初飛行の地」があるのだというのですが、、、。
同じ意味の場所が2カ所あるのでしょうか?
また新宿には「国産飛行機発祥の地」というところがあるといいます。試作機を日本で初めて造った場所なのだろうか?何があるのだろうか?また興味が湧いて来ました。
動力飛行機で人類が空を飛んだのは、アメリカのライト兄弟が先か、ホワイトヘッドが先か、はたまたイギリスの・・・。
当時は今と違い、世界で最初ということを世界中で一つに認識するのがとても難しい時代だったことが推測されます。
それよりずっと後の、同じ東京都の中でさえ、こんな風になっているのですから、、、。
2018.Apr.9 追記
代々木の「日本初飛行の地」へ行って理解。
代々木は日本で初めて飛行機が飛び立ったところ、所沢は日本で初めての本格的な飛行場が出来たところ。