【集中力vs理解力vs記憶力】子どもが説明を聞き漏らすのはなぜ? | 宝塚発達心理ラボ <臨床心理士たちの研究会> 情報提供・発達支援・アセスメント・教材研究・不登校・ひきこもり支援

宝塚発達心理ラボ <臨床心理士たちの研究会> 情報提供・発達支援・アセスメント・教材研究・不登校・ひきこもり支援

宝塚発達心理ラボは、地元の臨床心理士たちによる有志の研究会です。日々の学びを地域に還元したいと願っています。学習会・イベントの開催・情報の提供など行っております。

こんにちは。宝塚ラボ子です。

今日は説明を聞き漏らすことが多い児童について

お話ししますね。

 

 

  原因は集中力?理解力?記憶力?

 

 
説明を聞き漏らすことが多い子に

「しっかり聞きなさい!」
という指導は多いです。
でもそれだけでいいでしょうか。

この指導で
うまくいく子といかない子がいるのはなぜでしょうか。
 
宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫

もし集中に問題のある子でしたら

「しっかり聞きなさい」と先生に言われたら
気持ちがシャキっとして
もしかするとうまくいくかもしれません。

でも・・・・・・
注意を向けてから話しても
わからないというお子さんは

それは理解や記憶の問題なわけです。
宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫

集中が課題なのか
理解や記憶が課題なのか


指導するときは
これを見極めなければなりません。

 

宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫宝石紫

 

  
理解や記憶が課題であれば…

わかりやすく話したり
短く話したり
メモをさせるなどが
支援になるでしょう。

例えば、
通常の学級の先生であれば

説明するポイントを板書したり、

3つ以上になると
覚えきれない子がいますので

たくさんのことを伝えたいときには

黒板を上手に活用するとか
本人の前にメモを置く


などがいいと思います。

子どもたちの中でも
ワーキングメモリが弱い子は
言われたことを次々に忘れてしまうので
失敗が多いのかもしれません。

一般には
記憶の容量は
7チャンク±2が標準の容量
と言われています。

(チャンクは塊のことです。
5~9くらいがおおよその標準です)

知的障害のお子さんや
発達障害のあるお子さんは
もっともっと記憶の容量が小さいです。

だからそこの容量の小さい部分をフォローする視点が
支援をするときには必要になると思います。

メモはずっと残りますし
目で見てわかるので
記憶のフォローには簡単で有効な方法だと思います。

 

<2月の活動>