【講師紹介】拝野佳生さんを関係支援の記事から紹介します | 宝塚発達心理ラボ <臨床心理士たちの研究会> 情報提供・発達支援・アセスメント・教材研究・不登校・ひきこもり支援

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第7回関係支援学習会へのお申込みを

迷っていらっしゃる方の理由に

 

「講師の拝野佳生さんってどんな人だろう」

 

「関係支援ってよくわからんなぁ」

 

というのがあるそうなので、

 

拝野先生や関係支援についての紹介記事を

再掲載しますねニコ

 

 

宝石緑まず、ベネッセ教育情報サイト 2014.3.4の記事です。

 

 

発達障害児への対応、「周囲の子」の指導も不可欠-斎藤剛史-

  • 2007(平成19)年度から「特殊教育」が「特別支援教育」に転換したのを機に、発達障害のある子どもたちへの関心が急速に高まりました。まだ問題もありますが、一般の学校における発達障害児への支援が改善されつつあることは間違いありません。その一方、発達障害への教員の理解がある程度進んだことにより、新たな課題が起こりつつあると指摘する関係者が増えています。


最近、特別支援教育関係者の間で「指導が難しい子どもがいると、医師の診断を受けるよう保護者にすすめる教員が増えた」という声が聞かれます。それ自体は悪いことではないのですが、問題は「発達障害の診断が出ると、肩の荷が下りた気分になり、特別支援教育の担当者やカウンセラーにすべて任せてしまう」というケースがあると、ある特別支援教育担当者は言います。特別支援教育の普及により、指導が難しい子どもの中には、学習障害(LD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)などの発達障害を抱える子がいるという認識が学校現場に広がったことで、医療任せにしてしまう《指導の責任転嫁》といった意識が一部の教員の間に生まれたとすれば、何とも皮肉な話です。しかし、一般の学校における特別支援教育では、すべての教員が支援に関わるのが原則です。
また、支援を必要とする子どもたちに適切な支援をするのが特別支援教育であり、医師の診断書の有無は直接には関係しないということを忘れてはならないと思います。

一方、それとは別に特別支援教育に熱心な教員の場合にも、ある種の「落とし穴」に陥るケースが多いと指摘する特別支援教育関係者もいます。発達障害に関する知識と熱意のある教員は、障害のある子どもを一生懸命に指導しますが、それが逆にクラスのほかの子どもたちとの間の溝を深める原因となってしまい、クラスの中で「お客さま扱い」されたりすることにつながる例が少なくないと言います。


この問題について、特別支援教育に詳しい兵庫県伊丹市立昆陽里小学校の拝野佳生教諭は、「発達障害のある子ども自身への『個別支援』と同時に、周囲の子どもたちとの関係性をつくる『関係支援』をもっと重視すべきです」とアドバイスしています。

現在の子どもたちは、面倒な人間関係にあまり関わろうとしないとは、学校の先生の間でもよく言われていることです。何もしないでいれば、発達障害のある子どもとほかの子どもたちの間の距離は広がるばかりでしょう。拝野教諭は「学校の中で一番長い時間接しているのは子どもたち同士です。ほかの子どもたちに障害のある子どもの支援者になってもらうことが大切です」と述べ、そのためにほかの子どもたちに働き掛ける「関係支援」が、特別支援教育における学級担任などの重要な役割だと強調します。発達障害のある子どもと関わるなかで、ほかの子どもたちも変わっていくそうです。そう考えると特別支援教育は障害の有無にかかわらず、すべての子どもが対象となるものだとも言えるでしょう。

プロフィール

斎藤剛史

斎藤剛史

1958年茨城県生まれ。法政大学法学部卒。日本教育新聞社に入社、教育行政取材班チーフ、「週刊教育資料」編集部長などを経て、1998年よりフリー。現在、「内外教育」(時事通信社)、「月刊高校教育」(学事出版)など教育雑誌を中心に取材・執筆活動中。

 

 

宝石緑次は、滋賀報知新聞 2014.2.14の記事☟です。

 

関わる大切さ 地域支えあい講演会

■平成26年2月14日(金) 第16808号

=友達同士をつなぐ「関係支援」小学校教諭・拝野さん=

養護学校や特別支援学級での経験をもとに講演する拝野さん

◇近江八幡
 近江八幡市総合福祉センターひまわり館で十一日、地域支えあい講演会(市社協主催)が開かれた。
 発達障がいのある子どもへの理解と地域での支えあいを考える機会にしようと開かれたもので、講師に臨床心理士で兵庫県伊丹市立有岡小学校教諭・拝野佳生さん(52)が招かれ、民生委員や福祉協力員ら約百二十人が「『特別でない』特別支援教育~友達同士をつなぐ関係支援という視点~」と題した講演に熱心に耳を傾けた。
 拝野さんは、伊丹市の養護学校や特別支援学級にも着任し、発達障がいを持った子どもの支援教育や人権擁護の教務に就き、長年の教員経験から障がいのある子の成長を周囲の人で見守り、人と人の心がつながる「関係支援」という関わり方の実践を目指している。
 講演の中で拝野さんは六年生を担任した時、運動会で一クラス一チームの全員リレー競技に出場する際、全員が少しでも早くバトンを渡すことで車椅子で遅れる友達のタイムをばん回しようと毎日、全員で練習。その努力が実って見事優勝した驚きの経験から、避けられない友達の障がいのマイナス面をみんなで受け入れて克服するための知恵を出し合い、前向きに実践していった子どもたちの支援のすばらしさを紹介し、障がいを持つ子と周りの子たちとの関係を発展させていくような支援が求められているではと語りかけた。
 また、養護学校に赴任した経験の中で「どうしてもうまくいかない時も少なくはないが、べったりくっついた支援ではなく、周りの友達が支援することへの関わりを意識するような働きかけや雰囲気作りが大切で、障がいのある子へはヘルパー的な支援がみんなの意識を変え、いい関係が作りあげられる」と説いた。
 さらに、学級の中でも臨席の友達が休んでいることも知らない、また、知ろうとしない雰囲気が見られるようになった。周りが見えていない子どもが目立つようになり、日頃からつながっている関係を作っている取り組みが求められているなど、地域社会の希薄さは子ども社会にも影響している例を紹介した。
 「教師と子どもは在学中だけのつき合いだが、子ども同士は卒業して大人になっても同じ地域で暮らし、互いに関係を持っている場合もある。人と人をつなぐ『関係支援』への取り組みの積み重ねが、本物の『つながり』になることを期待している」と結んだ。
(畑 多喜男)

 

 

話し上手でとてもきさくな先生ですニコニコ

今は小学校の先生をしつつ

兵庫教育大学でも非常勤講師として

教えていらっしゃいます。

 

 

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