いつもたくさんの方に見て頂き、ありがとうございます
宝塚発達心理ラボのラボ子です。
今日は、第1回犬山犬教材館教材講座でした。
おもしろかったです。たくさん笑いました!
参加者の内訳は、支援者1名・保護者4名・教員5名です。
全体会はこんな感じ☝です。(犬山犬先生は顔出しなしにしています。)
全体会は3:30の終了でしたが、そのあとも時間が大丈夫な方は残られて、犬山犬先生に色々と質問されていました。終始とてもなごやかな会でした。
今日のテーマは、 「時間」と「お金」 でした。
よく、宿題をやりたがらない子がおりますが
①自分が「できない」ということ
②頑張っても、先生からも親からも責められること
が繰り返されることで、宿題をやる意味が見いだせないのかもしれません。
先生に「できてない」と言われ、間違った部分の解説を先生から懇切丁寧に受けても、
やっぱり理解不能で、でも先生から「やれ」と言われてとりあえずやって、
また間違えて、また叱られる・・ということがよくあるのです
大切なことは、宿題を出す側が、「どのレベルの宿題を出すか」ということです。
「ぎりぎりできること」「ぎりぎりできないこと」の境目をしっかり見極めて、かつ余裕でできる問題も入れながら、自力でできるレベルにわざと設定するのです。
ギリギリ頑張ってできても、特別支援の生徒は、習熟する余裕もなく、すぐに次の課題にステップアップさせられることが多々あります。
理解の容量が小さい分、習熟する時間をしっかり取らないと、次の課題をするゆとりは出てきません。新しいことをマスターしたとしても、同時に前のことを忘れているかもしれません。
そのとき大切になってくるのは、同一レベルの大量のプリントです。
これは同じプリントを何回もさせることではありません。(それをすると答えを覚えてしまって考えずに提出する子が必ず出ます。できない子は宿題に対してアレルギーを持っている子が多いのです。叱られたくなくて、答えを覚えてでも書いて提出しようとします。)
ただ、同じレベルのプリントを大量に作成するのは、時間も手間も膨大にかかります。
長続きさせるためには、支援者(教師)も宿題作りに疲れないこと・子ども(生徒)も宿題をすることに疲れないこと が大切です。
「どこにもないから自分で作った」という犬山犬CD-Rにはたくさんの問題作成のファイルがありました。ちょちょいのちょいの作業で、非常に簡単に、同一レベルの問題が自動的に出来上がりました。すご~い
「時間」と「お金」はなんとしてもマスターさせたい分野なのは、この二つは生活に必ず必要になることだからです。どんなに時間をかけてでもマスターさせる価値はあります
「お金」や「時間」がスイスイできるようになれば、それは脳の容量を空けることにつながるので、他のことを考える余裕にもつながる とのことでした。
一度マスターしてしまえば、あとは日常生活の中で繰り返し繰り返し使うので、あとはもうどんどん習熟が進みますよ・・・とのことでした。
「支援者が疲れないことが大切」ということばはとてもこころに響きました。
「こんなに私が頑張っているのに、あなたはどうしてできないの」という支援者の一方的な頑張りや相手を責めるオーラは、実は子どもをどれだけ傷つけているかわかりません。
肩の力を抜いて気軽にすることの方が、案外いい結果につながることもありますもんね
お疲れ様でした~。さあ、明日から笑顔でまた仕事がんばりましょう