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夕菜の宝箱

~がん(私)でも発達障害(息子)でも上手くつきあって幸せに暮らすことを目標にする毎日~

訪問ありがとうございます。

 

今年もあと残りわずか。

入院もしないでいい年で終わりそう~な予感しかなかったのですが

まさかの令和元年の最後を迎えています。

文字に書くことで自分自身の気持ちの整理もついてきているのかも。

 

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ここのところ、です。ワードで一気に書いてしまったら

もうなんだか投稿した気分になっていてふと気が付くとアップしていないかも?みたいな感覚。

 

ぼちぼちアップしていきますので、気長にお付き合いいただけたら幸いです。


曜日の感覚、日にちの感覚も鈍くてね~
葬儀のあとで不思議なテンションの中長男が

 

ばあちゃんを呼んでクリスマスイブにはケンタッキーを食べん?

 

と提案したことに母も大賛成して、長男は急いで予約に走りました。

そんなことはすっかり忘れて、本日は9時スタートで銀行、郵便局、区役所、auショップと、売れっ子芸能人か?っていうくらいサクサクと手続きを進めていたら長男から

 

今日、何時から食べる?とばあちゃんに連絡が入る。

何のこと??
今日は23日じゃないの?いや、24日や!ケンタッキーや!!

で、せっかくなので昔作ってたまに出していたクリスマスリースを飾り、お花を一つ買ってみた。

 



花瓶にいれるのに長さを考えたり切ったりちょっと触っているだけで、とっても和む。
たまにはいいよね。クリスマスはクリスマスだ(笑)

って、最近運動不足な上に中性脂肪の敵??めっちゃ敵やんなぁ??と思いながらも、じいちゃんも揚げ物好きやったよなぁ~。誕生日にケンタッキー買ってきてくれてたよな~とか穏やかに話しながら、ビールも飲みながら長男と母と私の3人の晩餐。

一番にじいちゃん用に少しずつ取り分けてね。

現在はまだ仕事モードになっていなくて、時間があったらぼーっとしてるし、平気そうにできているんだけど、何かの拍子に涙目になる感じ。

 

でもメリークリスマス♪(笑)


今週はゆっくり仕事モードに切り替えようかと思ってる。

 

講問ありがとうございます。

 

今年もあと残りわずか。

入院もしないでいい年で終わりそう~な予感しかなかったのですが

まさかの令和元年の最後を迎えています。

文字に書くことで自分自身の気持ちの整理もついてきているのかも。

 

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あっという間の出来事だったな。

日曜の朝に運ばれて、大丈夫そうだ~って思ったのに

火曜のお昼に亡くなるという。

 

病院の先生もこのまま大動脈解離で診断書も書けますがもっと原因を追究されたいようなら病理解剖もできると言われた。

 

想定外だったのは間違いない

最初に撮ったCTでかなり広範囲に裂けてしまっていたのに、緊急手術をしなくてもいいタイプだと診断されたのは

もしかすると主治医の判断ミスだったのかもしれない。

 

緊急手術が必要となると転院すると言っていたから、火曜の検査で悪化していたら転院になるのかなと思っていた。

 

でも、もし最初から違う病院で違う見立てで即手術になったとしたらどうなんだろう?大きく開腹をして大きな手術をした上に

片方の腎臓は完全に壊死しそうだったから、様子を見て透析をしていくとも聞いていたし、今までのように体力は回復しないでしょう。

 

好きなだけ食べて好きなだけ飲んで、

昔の仲間とゴルフして~でめいいっぱい楽しんでいた父。

 

手術してなんとか命を取り留めたとしても、QOLがた落ち必須で何年か寿命が延びたとしても喜ばなかったんじゃないかな。

 

だから、急だけど運命だったって受け止めることにして、

病院には文句を言ったりしないことにした。

 

倒れる前日はゴルフ仲間たちと初めてカラオケ行ったらしく

飲んで歌って楽しんだと聞いた。

本人が一番びっくりしてるんやろうね。

 

私に、わしより先に逝くなよ~って言ってたよね。

 

そんな無茶なこと言わんといて!

どっこも悪くないやん?私、がんやで??覚悟はしといてもらわな。

 

ってよく笑いながら言ってたんだけど、

もし見送ることができたらすっごい親孝行だろうなぁ~

ってぼんやり思っていたから、

なんだか少し親孝行ができてほっとする気持ちに持っていく。

 

ホント優しい、泣き虫で弱い父だから、

私や母を見送る姿は想像するとなんとも気の毒だもんね。

 

順番的には一番がよかったんだよねって、

私も母も病院では案外平気な顔で気丈。

 

もう80やん順番やん。

母の親友たちもご主人が先に亡くなって、

寂しいけれどあの人が先でよかった!ってみんな言っていて、

ホントそうだわ~って何度も聞いていたからね。

 

なんで?急すぎん?って考えだすとやりきれないから、

考えないようにして父の望んだようなお葬式にしてあげることとか手続き関係とかそんなことばかり考えて気丈にふるまって過ごした。

 

なんか流されて変なことにならないようにしないと

それで終活して決めておけば遺族が楽だって色々始めてる時代だもんね。

 

うちは終活ノートは書いていなかったけれど、思いは母がしっかり聞いていた。

自分にお金はかけたくない!って常々言っていた思いを無駄にしないようにしたいからね。

 

テレビドラマで見たことがあるのは病院の安置室に移動になって、遅れて来た人はそこで対面していたけど、実際のところどうなのかな?

 

そこで、今後の流れはどうなるんでしょう?

ナースさんに聞いてみた。

 

すると、葬儀屋さんに連絡をいれてお迎えの時間がいつになるかを聞くらしい。どこに連絡するのか決まっていない方のためにパンフレットは用意されていた。

 

うちは葬儀屋さんは決まっていたので、これを決めなくてもいいことはとても楽だったな。

 

妹とおばの到着を待ち、もうすぐ来られるとわかった時点で連絡を入れて、17時から18時の間にお迎えにあがると言われたことを病院に伝える。

 

翌日ちょっと大事な仕事があるんだよなぁ~

16時半から18時までだけなんだけど。

 

行ったらいいよ!!お父さんはそういう人だから!

 

母にそう言われるも、なんか心が追いついていかない気もする。

今のテンションのまま今すぐなら行けそうなんだけど。

 

ま、ひとまず電話してくるわと廊下に出て報告しているうちにやっぱり今週は無理な気がしてきて今週中はお休みをもらうことに。

 

絶対正解だった。頭が回っていなかったけれど、湯灌、納骨、お通夜と私が抜けられる余裕ななかったからね。

 

 

 

 

 

 

妹とおばが到着したときには、管は抜かれていてもう息はなかったけれど、ICUの病室でまだ温かいときに会ってもらい、またひとしきりみんなで泣いて、それから気持ちを落ち着かせた。

 

落ち着いたころ合いを見て病院の方が請求書をお持ちしてもいいですか?と。

後日来てもらってもいいと言われたけれど、もう一回で済ませたくて

支払いをしに窓口へ降りたのが17時前だった。

 

控室に戻るとすぐ斎場の方がお迎えにきてくれていて、みんなで車までついていき一礼。

 

主治医やナースさんたちも見送ってくれた。

 

斎場の車には母も同上。他の人は別の車であとから合流する形。


ここまでが病院での出来事です。

訪問ありがとうございます。

 

今年もあと残りわずか。

入院もしないでいい年で終わりそう~な予感しかなかったのですが

まさかの令和元年の最後を迎えています。

文字に書くことで自分自身の気持ちの整理もついてきているのかも。

 

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あかんやつや。

そう直感したものの全く信じられない。
母もそう。
他に呼ぶ人に連絡した方がいいんですか?と聞いている。

急がないと。
で、私は呼んだ方がいい!いい!と即答してスマホを手に取ると、ゆっくりそうですねと答える声が聞こえてきた。

急いで遠い妹に電話。
続いて長男の職場に電話。
夫にはなぜかLINE電話にしてしまい、出ないからLINEでメッセージを残す。
次男にも電話。

母は父の姉に電話。

たまたま今朝、入院したことを話していたらしい。

それからどうぞ、と父の元に案内されると、昨日まで正常なバイタルだったのに、全て低い。

SP O2が70台って何なん?
血圧が45って何なん?
搬送されたとき190あって、降圧剤で120くらいにコントロールしとったやん。

動いたらな、背中あげただけでも血圧上がるらしいねん。上がるか見てみてくれ♪

て実験しようとして、しゃべってるだけで130超えたから

あかんあかん!て笑ってたやん。

下げすぎやん。
動いていいで。血圧あげて〜な。

3ヶ月は激しい運動あかんらしいわ。ゴルフ出来へんねんてって言うてたやん。
退院してゴルフ行くんやろ?

もうすぐ妹来るで
孫来るで


話すたびに足が動いて聞こえてるね、わかってるねって。

その調子やん動かして!!って話しかけながらも、

何かモニターばっかり気になる。

血圧が45くらいだったのに40くらいを行き来していて30台になってる。

 

え??
確実に下がっていってるやん?てことはマジで?復活はないの??

 

モニターをじっと見つめる私に、ナースさん達は、あと来られる人は?どのくらいで来られるか?と何度も聞いていたような気もする。

孫2人はもう来れると思うけど、大阪と三田からはまだかかると思う。

そんなやりとりをしていたら、一緒に見守っていた主治医が、このまま下がっていってしまうと思われます。来られていない人が来るまでい1時間くらいは救命して持たせることはできますがどうしますかとゆっくり穏やかに尋ねてきた。

これか。

お願いします!って言ってしまって後悔するという噂の延命措置のやるかやらないかを即決する瞬間。

必死で救命したらすっかり元気になるなら少し痛いのは我慢してもらいたいけど、駆けつけてくる人のためにだけ延命はしなくてもいい。

痛いの嫌いで怖がりの父。

前から私はDNRと何度も話していて、父にどうする?とも聞いていて、即答で同じだった。

だから私も母も悩む時間なんて数秒もなく、本人も望んでいたからね。ホントは呼吸器もいらないって言ってたのにな。

延命はしない、自然でお願いしますと答えた。

間に合わない人は間に合わなくていい

この決断が絶対大事なはずなんだ。

妹は搬送された日に会いにきた。
おばは普段何年も会わないのに、なんと今月頭に不幸があって、一緒に新幹線で九州まで出かけてる。

午前中に血圧低下、呼吸停止、脈も触れなくなり、なんとか保っている状態と聞き、全て最大限にフォローしてもう何時間か経つ。

もちろん辛いこと、痛いことをしてでも完全復活してくれるなら、絶対頑張ってもらいたいんだよ。

ナースさんが機械の音を止めた。

もうどのくらいの時間が経っているのかわからない。

 

 

モニターをじっと見ていると、

心拍数が大きく表示されている数字が0になってしまった。

 

急に涙があふれる。

今もまたあの画面は鮮明に脳内に残っていて、

浮かぶたびに勝手に涙があふれてくる。

やっぱり嫌な瞬間。

 

子どもたちはまだなん?

ここに入ってくるのわかるのかな?と思い立って

部屋を出て廊下でスマホを見てみると、

次男から何度も電話が入っていて、lineも入っていて

「かあさん、電話出て」「病院どこ?」って。

 

え??そうなん?とりあえず、ひらがなで病院名のみぱちぱち打つ。

今ごろ?ごめん気が付かんかったけど。

 

と思った瞬間、

 

着いた。どこに行けばいい?

〇階

で、長男と次男が二人そろってエレベーターから現れた

 

え?別々に連絡したのに一緒に??とびっくりしていると、

長男が運転するバイクで一緒に来たらしい。

めっちゃ仲悪くなってからここ数年口もきいてなかったのにね。

 

私は泣き止んでいた(つもり)けど、子どもたち2人に「さっき亡くなった」ってなんとか伝えて、一緒に会いに行く。

 

さっきからね、孫たち来るで!!っていうとそのたびに声かけるたびに足がぴょこん!って大きく動いて返事しててんで。

 

退院してゴルフ行くんやろ?

次男の成人式のスーツ買いに行くの約束しててんやろ?っていうと、ホントそのたびに完全に返事しててんで。

 

って言いながら両隣でみんなで号泣しながら声掛けしていると、なんとさっき0になってた心拍数が少しあがった!!!

またすぐに戻ってしまうんだけど。

 

あ、上がった!!わかってくれてるやん、聞こえてるやんね?

え?さっき上がったやんね?って言い続けていると、また上がる。

 

もう私と母と子どもたち2人でしっかり幻じゃないのを確認した。

ドラマの世界だけじゃなかった。噂だけでもなかった。

ホントに最期まで聞こえてるんやね。

 

そして、妹とおばさんはまだ30分はかかりそうだとわかり、管を抜いてもらうことに。

意識レベルを下げずに呼吸器を入れていたから、抜かずに待つこともできるけれどご本人はしんどいと思うと聞くと、しんどいのは可哀そうで。

 

妹が搬送された夜に会いに行ったときに、両腕を持ち上げながら

「管人間になってもうた~」ととっても嫌そうだったもんね。

 

もう早く管抜いてすっきりさせてあげたいね。

 

母ももうそれがいい、来る者だけのためにしんどい思いさせたくないからって、気持ちはぶれない。

点滴と呼吸器などすべて抜いてもらうことになった。

 

そこで時間が読み上げられる。

あ、ここなんだ。

さっきモニターが0になった瞬間かと私、早まってしまったがな。

 

 

なんかすごい場面に立ち会えたこと、

あっという間すぎてまだ実感がわかないこと、

号泣しながらもじいちゃんがわかってくれた!と喜んでいる長男と次男を眺めて、よかったなぁ~ってほっとしている心、

 

いろいろが入り混じって妙に落ち着いているようなてんぱっているような、不思議な感覚の私と母。

 

ピンピンころりが希望やってんから、

めっちゃ本人の理想どおりやったん違う?

 

そうやそうや!

 

半ば無理やり、急だったことをよかったことにしようとした。