初心者にもわかる血液と自家移植のしくみのお話 | 夕菜の宝箱

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~がん(私)でも発達障害(息子)でも上手くつきあって幸せに暮らすことを目標にする毎日~

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今回は2013年。

私43歳、夫43歳、長男17歳、次男13歳。結婚10周年を迎えるころの話です。え?子どもの年齢と合いませんか?(笑)

 

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血液がんで一番有名なのは白血病ですかね。

私も子どもの頃からなんとなく知った血液のがんでした。

 

「骨髄バンク」とか「ドナー登録」とか有名人が白血病になるたびに浮上する有名なワードなので骨髄移植も有名ワードかもしれません。

 

でも、ざくっとしか知らない方が多いですよね。

 

そういう当事者の私も「移植」はドナーからもらうイメージしかありませんでしたし、「血液は骨髄でつくられる」と昔習ったけど、骨髄って聞いたことはあるけど、どこにあるの?背中?とか思ってましたし、みんな自分の身体のことなのに、あんまり知らないよね!

 

そして、頭のいい勉強好きな方が記された書籍は難しいし、よほどのことがない限り必死で読むまで読めないものですわ。

 

で、この際興味のなかった人にも知ってもらおうという(笑)

 

 

血液は血球と血漿からできています!

 

そこはきっとみんな大丈夫。

昔「血液」と「血しょう」ってひらがなで習ったよね。

もし、授業中寝てたりして聞いてなくてたまたま知らなくてもいいです(笑)

 

血球「赤血球」「白血球」「血小板」の3種類の細胞。

血漿液体部分ね。

 

おおまかやなぁ~

ここ、細かい分類もあるんだけど好中球が~とかいろいろ言い出したらわからんことになるので、いい。

 

で、この大事な血球たちは

骨髄の中にある「造血幹細胞」が作るんですよ。

 

 

骨髄というのは骨の中にあるので、骨の中で血液を作って全身の血液中に流しているイメージかな。

 

だから造血幹細胞はふだんは骨の中にあるものなんです。

 

そこでせっせと毎日、適量の赤血球や白血球や血小板を作り続けるのが正常パターンですね。

 

ちょっと話はそれるのですが、大量出血などで輸血というケースがありますよね。

 

製造が間に合わないものを補うためなのですが、

あれね、血液一式セットではないのよ。

 

赤血球の輸血は赤色

血小板の輸血は黄色

 

それぞれ別なのね~。

やってもらって初めて知ったわ(笑)

 

でも、白血球は輸血はなくて、注射なんですよね。

 

 

白血球を急いで作らせる促進剤というのかな?私はノイトロジン経験者ですが、グランというのもあるし、今はジーラスタが人気?ま、何種類かあるんですよ(笑)

 

話は戻って、あるとき、抗がん剤治療中に白血球の数値が低くなりすぎた(骨髄抑制といいます)患者さんに白血球を上げる薬を打ったとき、血液中に幹細胞がたくさん流れ出していることが判明したんですって。

 

この流れ出した幹細胞を末梢血幹細胞とよびます。

 

(区切りは末梢血/ でよろしく!素人時代、「末梢、けっかん細胞」と思ってたから。幹細胞って、知らんやん?)

 

これは治療に使える!!と、自分の末梢血幹細胞を利用するという自家造血幹細胞移植略して「自家移植」という治療が誕生したのです。

 

 

自分の幹細胞を採取しておいて、日を改めて自分に入れるという治療

 

 

おお!一言で書けましたね!

 

はい、この一言で書ける治療ですが大量の抗がん剤を2度も入れることになるので、人生初の経験を山のようにしていきますよ~。