〇23歳(社会人)と19歳(専門学校生)の息子のちょっと不思議な世界観を持つ宇宙っ子の成長記録
〇離婚や子連れ再婚のこと
〇保育の仕事、介護の仕事
〇職場の健康診断で血液がんが見つかってからのこと
〇同種移植後4月で5年の現在のあれこれ
など、別日記サイトに書いてきたことを転記したり、今を書いたり~。
まずは幼い頃の面白い!かわいい!など思ったことに始まり反抗期のなんともえげつない修羅場を乗り越え、再び平和が訪れている?!2002年から今まで道のりは長いですが、探し出してはスマホで読みやすいように少し直して転記中(-_-;)
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長男はその場その場を友達の動きを見て真似をしてなんとかしのげるタイプなので「困り感」を気づいてもらいにくい。
すごくがんぱっても「成績」としては成果が出にくい。
何よりこだわりが強い。
でも、ある程度の妥協はできるので、一部は折れつつも一部は我を押し通しつつ恵まれた環境下なら比較的楽しく生活を送ることができる。
という感じかなぁ。
検診でも幼稚園でも5歳児で入所した保育所でも何の指摘もなかったけれど、当時は自分がDV離婚した夫が「間違った子育てをされたからだ」と思っていたので「子育て関連」「心理学関連」「保育士資格関連」など独自で勉強する中で5歳のときに違和感は感じていました。
で、まぁ何にしろ丁寧な子育てをしていくしかないし♪←ええ。私は楽観主義者なんですわ。
母子家庭3人暮らしなものだから自分が鬼になって怒鳴り散らしてばかりだったら空気が変わらなくてまずい。
「まぁまぁまぁまぁそんなに怒らんでも~。ほらおばあちゃんのおひざにおいでぇ~」のような逃げ場がない我が家ではこれはいかん。
・・・と、あんまり怒鳴らず(全然とは言えません(笑))
怒りもするけど、基本子育てを見守る縁側のおばあちゃんの境地?!保育士のプロの目線?!で
客観的に怪獣たちを見られるようになっていったんですよ。
でも、その境地に陥るまでは
元夫とひどい喧嘩の嵐になってその勢いのまま子どもを怒鳴りつけたりとか・・・ひどい状態でした。
やっぱり我が子は「いい子」に育てたかったし、だから言うことを聞かないことは許せなくて大声で怒鳴ってみたり
「ごめんなさいは?」と強要して泣きながら「ごめんなさい」と言わせたものの
何のことで謝った?言うてみ?と言わせようとしたら言わなくて再び雷を落としてぎゃん泣きさせたりとか、
あかんやん~な子育てを、普通に正しいと思ってましたわ(-_-;)
目からうろこが落ちたのは、ある時子育て講習会というかグループワークに出かけた日です。
困っていることを順番に話していき、だいたい同じようなことが多くてみんなで共感していたときのこと。
最後に先生に聞かれたんですね。
みなさんが言う「いい子」って、どういう子のことですか?
どういう子に育ってほしいですか?
そして順番にそれぞれの親の価値観による意見が出ました,、
周りの子に好かれる気持ちの優しい子になってほしい
自分の意見をしっかり持った正しい判断ができる子になってほしい
嘘をつかない正直な子になってほしい
など。
そうそう。
どれも共感できますよ。
するとね
そのうちね
あれ?ほんまや。
「いい子」になってほしくて怒鳴っていたけど、私の考える「いい子」って
「親の言いなりになっていれば叱られないと顔色を見ながらうまく立ち回る子」
ですかぁ?
絶対違うやん!!
あれ?今まで怒鳴ってきたことって私の言うことを聞かないことに怒鳴ってなかったか?
でもこういう風な人間になってほしいねん
っていうことはいろいろなるねん~。
人生に正解とか間違いとかがないようにお金のあるなしで幸か不幸かが決まるわけでもないように
価値観ってそれぞれ違うしね~自分の親の価値観がそのまま子に受け継がれることもあれば反面教師に出る場合もあるし
いやホンマもう「この価値観が正解」っていうものもないし
それもまた変わってくるし(笑)
「我が子がどんな大人に育ってほしいか」も多少変わっていくからみんな違ってみんないいんだけど~
親の言うこををよく聞く指示待ちな大人でないことは確か。
善悪の判断は自分でつけられるようになってほしいし。
暴力はあかん。「腹がたったので殺してしまいました」とか絶対にダメ。
やっぱりいろいろ教えたい!言う事きかせたい!
でも「おもちゃ片付けなさい」すら聞かないのにどうしたらいいんさ??
で、わけがわからなくなっていたところ
子どもは親の思ったとおりにはならない。
一人の人間として自分とは別のものだ。
のようなことを聞いて、最初は意味がわかるようなわからんような(笑)
そこへ子どもの耳に届く声掛けの仕方のコツを教えてもらったのです。
これで嘘みたいにめちゃめちゃ楽になりました。
正面からこっちの言いたいことだけ「注意」しても子どもは親の思ったとおりに注意したことを素直に受け入れて行動を起こすものではなく、小さいながらに一人の人間として扱えばかなりの確率で聞く耳を持ってくれる=注意したことは聞いてくれる=怒鳴る必要なし♪
というからくりに気が付くとすごく楽になりました。
だから、しっかり観察することができるようになって
おや?この言い回しはこの子には通じてないな・・・これではどうよ?と「普通と思っていた声かけ」を変えることでかなり子どもといい関係性を生んだんじゃないかなぁ。
最初は本を参考にしたり、頭で変換したりしていましたが、知らない間に自由に使える言語として私の中で培われていたようで、自分では気が付いていなかったのですが私が病気をして長期入院するなど長期間家を空けると、良好だった家族間でも大きなトラブルになって絶好状態になっていたこともあります。
私が帰宅してから、しばらくしてタイミングを見て修復を図れて今は平和だったりするので、子育てに限らず、大人にも使えるし障害があるだの無いだのグレーだの関係のないユニバーサルな声かけの仕方なのかもしれません。
一気にご紹介したいけれどあまりに長くなるので次に続きます。