黒の出で立ちが威厳をもち、
胸の白が清廉さをもたらす。
タキシード風が常態の「男爵」は、
横顔がキリッと決まっています。
気品が漂うその堂々とした姿に、
人間もまた、襟を正されます。
宗像大社の中に、
国宝の数々を展示している
「神宝館」なる建物があります。
入館には800円の「施設維持協力金」が必要ですが、
日本の古代に関心がある方には
涎が垂れそうなものが目白押し。
1階のビデオでは、
沖ノ島の歴史や発掘の様子もよく分かります。
しかしなんといっても、展示物に見とれてください。
3階まで、ぎっしり詰まった品々は、
古代の日本のものから、
武士の時代の文書まで、見応えがあります。
写真撮影も許可されています。
場内は暗いのですが、フラッシュ撮影はできませんので、
ぴったり静止する訓練をするか、
セルフタイマーを用いるとよいでしょう。
また、ガラスに接するようにして撮影すると、
反射が映り込まずに済みます。
……なんてアドバイスも、よけいなことでしょうね。
礼拝の後、
猫しゃんたちに会いに行き、
買物の用事を済ませると、
もう日暮れになっていました。
福岡は東京よりも何十分も
日の入りの時刻が
今日で40分も違いますが、
その福岡でも夜が早くくるようになりました。
この写真は、日の入りから
25分ほど後の空ですが、
まだ夕焼けが見えます。
そして、宵の明星が輝いていました。
聖書の文化の人々は、
このときに
一日の始まりを感じていたのですね。
8月末に封切りで、
遂に10月末で上映終了となった
映画「きみの色」。
その最終上映で、
機会を得てやって観ることができました。
観たかったのです。
言葉にできない感動を与えられました。
満足です。
あまり下調べをしなかったもので、
いっそう心を動かされたのだと思います。
それにしても、
これはキリスト教の福音の映画にほかなりませんでした。
どうすれば信仰ということが伝わるか、
聖書の言葉が心に響くか、
罪とは何か、賛美とは何か、
とてもよく伝えていることに驚きました。
ああ、これが福音を伝えるということなんだな。
前向きで明るい登場人物たちに、
ここまでつくつてくれた監督やスタッフに、
改めて御礼を言いたいと思います。