経営者にとって最も重要な仕事、それは会社を潰さないことです。
当たり前のこと、と思われるかもしれませんが実は当たり前ではないのです。
会社を作ることは誰でもできます。会社法が改正され、昔のように資本金が300万円とか1000万円なくても法人できるようになりました。
簡単に会社は作れますが、会社を継続させることは非常に難しいことは総務省データを見ても明らかです。
5年以内に85%、10年以内に90%以上の会社が無くなっています。
自分の得意分野で起業しても、会社員のようにそれだけをやっていては会社は維持できません。
特に少人数、もしくは一人で創業した場合、苦手な経理や事務作業、マーケティング戦略、営業、保険関係、請求管理、仕入管理、在庫管理、顧客管理、給与計算、支払管理、入金管理数えられないほどの業務が必要です。
資金に余裕があれば事務員、営業マン、顧問税理士、社会保険労務士、行政書士などにすべて任せればいいのですが、経営リソースに乏しい会社であればそのほとんどを社長自ら行なう必要があるのです。
本業の業務は30%もできればいいほうだといわれています。
地元の商工会や商工会議所は必ず入会し、利用したほうがいいでしょう。
これらの業務がうまく回って会社は継続維持できるのです。
最初は売上も利益もでませんので、半年分の資金は最低でも準備して開業しなければいけないのです。
できるだけアウトソーシングし、社長はひたすら集客と営業に集中し、一刻も早く売上を上げていかなければなりません。
開業前にしっかりとビジネスプランを立てて、誰に、何を、どうやって、買ってもらうのか、ということを明確にしておきましょう。
経営者の道を選んだ以上、その覚悟が問われます。
上記のことをやっていくのですから時間の管理がとても大切です。
大きな会社の社長と同じ時間しか働かないでビジネスで勝てるわけないのです。
サラリーマンの悪い病気を直しましょう。
完全週休二日、盆正月、GWの長期休暇、勤務時間、得意先の接待費など、大手企業で長年勤めた人は特に体に染みついていますので余程の覚悟と我慢力がいります。
実を申しますと、私自身がこの病気で苦しんだ経験があるのです。
危うく3年で会社を潰すところだったのです。
事業計画書をしっかり立てて、銀行融資で現預金に余裕があったので尚更心に油断ができてしまったしくじりでした。
これは長くなりますので、別の機会にお話ししたいと思います。