私は主に従業員5名以下の小規模経営、いわゆるスモールビジネスの経営者をメインクライアントとしてコンサルティングしています。

創業時から見ているところもありますし、5年以内の経営者が多いです。

商工会などで、年間300件の経営指導も行なっていますが、皆さん経営のお悩みを持っておられます。

 

一番多い悩みはやはり「売上を上げたい」ということです。

資金繰りの悩みも「売上」が思うように上がらないことが原因にあります。

 

そういう経営者の相談を聞き、質問をしていきます。つまりヒアリングですね。

すると、ほとんどの経営者から同じ問題点がクローズアップされてきます。

ある程度、組織化された企業では当たり前のことなのですが、毎年の目標設定がされていないのです。

利益目標どころか、売上目標すら立てていません。

毎年、決算が終わって見るところは

「赤字か黒字か」

「去年より良いか悪いか」

程度なのです。

これでは経営が良くなるはずはありません。

中・長期計画なんてなくていいので、せめて1年単位での目標を決めないとゴールがないマラソン選手みたいなものです。

ゴールを決めて、タイムを設定する。そのタイムも5km、10km、15kmときちんと目標を落としてペース配分をする。そして自分の目標タイムでゴールできるのです。

経営も全く同じです。

今年の売上目標を決め、それを月ごと、四半期ごとに設定し、毎月その月の売上を達成するために何をするのか、どう動くのかを決めて実行する。

必ず毎月、目標と実績を比較し、目標に届かなかったら原因を考え改善し、翌月に挽回するようにしていく。

これがPDCAサイクルです。

P=Plan(計画)

D=Do(実行)

C=Check(検証)

A=Action(改善)

これを毎月やっていくことで経営は成長していきます。

そのためにはやはり月次決算(試算表)は必要です。

いきなり毎月が難しいようでしたらクウォーター(四半期)ごとでも構いません。

なるべく短いサイクルでPDCAを回すことが大事です。

 

決算も目的が申告だけのためと思っている経営者が多すぎます。

経営状況を把握するため、というのが大きな目的です。

現状が把握できていなければ改善、成長もできないのです。

 

まだ成功していない段階では、経営者は遊ぶ暇もなく働かないといけません。

従業員を24時間働かせたらブラック企業を言われますが、経営者がいくら休みなく働いても労働基準監督署から怒られたりしません。

 

ハンディがもらえないビジネスの世界で強敵と戦うには相手がやっていないことをやらなくてはいけません。相手が遊んでいる時間、寝ている時間で追いつくしかないのです。

経営者の道を選んだ以上、その覚悟は必要ですし、それがイヤであればサラリーマンに戻ったほうが絶対に幸せになれるでしょう。

 

しかし、頑張って成功すればサラリーマンでは味わえない幸せを自分も、従業員も家族も得られるのです!

 

頑張りましょう!