作品が完成しました

①初めに考えた作品はエスキースの立体にしてみたら魅力が感じられなかったのでボツ。

次の作品をと思ってもこんな殴り書きデッサンのようなもの。でも粘土で検討しながらエスキースを制作。

 

②粘土のエスキースから図面を作成

③石材と荒取り 削って見ると中に大きな割れがあり、接着剤を注入しながらの作業

 

④石彫部分の完成と木彫

 

⑤台座の装着と足の角度調節および台座面と足裏面一致のための調整

⑥完成

 

 

今月は頑張って二点目を完成させました。

① 最初イメージしていたものに併せて用意した石でできる作品の大きさでエスキースを作りましたが、小さすぎたので1.2倍に拡大して計画しました。

②石は花崗岩。風化だけでなく中に割れもあり、瞬間接着剤を注入しながらの制作でした。 

③ 風化の度合いを考え、頭部との接着面の強度を得るため安山岩を襟部分に付けることにしました。これが簡単そうで二日もかかりました。

③ 石部分が決まったので微調整し、頭部の木部分を接着。白目の木が合うと思うが、いい材がないので柔らかいが、ヒバを使うこととする。

完成

 

 

 

 

 

足の肉離れ中にイメージした作品なので、無意識の内に、あまり石彫りに出かけないで家のアトリエでほとんどの仕事が出来るように、木彫部分が多い作品になりました。彫っていくうちに「ここが違う。そこはこうだ。」と具象の意識が頭を持ち上げてきて、こうなってしまいました。「まあ、いいか」の感じです。

 1 イメージデッサン(いつも結構飲んだ後、更にグラスを持ってアトリエに行き適当に描きます)とエスキース

2 木彫部分の大きさがほぼ決定したので、石彫です。(石が大きく見えますが、厚みを見るとこれでも余裕はありません)

3 木彫部分と石彫部分とのサイズ合わせ

4 石彫部分の完成

5 接着と木彫部分の仕上げ(ヒバは柔らかく、細部が決めづらい材料です)

完成(具象の誘惑に勝てませんでした)

 

7月は山の登り始めに足を肉離れしたり、家のスズメバチ退治で刺されたりで大変な目に遭い、制作が伸びてしまい8月完成となりました。

1はじめはこんないい加減なイメージから

2 粘土でエスキース(立体にしてみないとよくわからないので、立体で形を検討します)

3 エスキースから図面を描く

4 探してきた石は少し大きいのですが、厚みとかを見ると自然石は都合よくなっていないので、これでもぎりぎりであまり余裕はありません。

5 図面を頼りに荒削り

6 いろいろ検討を重ねながら石部分の完成

7 木目を考えながら木取り

8 木部の接着(腕と尻と足裏が同一面になるようにして違和感なく各部を彫刻するのは結構大変です)

9 完成(木目がきついので少し濃いめの着色をしました)

底の面の各部の高低差は紙一枚の高さもなく仕上げました

 

 

 

 

 

 

今年初めての作品です。騒音の苦情があって家で石の粗彫りが出来ないので、別荘の道路が乾くまでぐうたらしていました。

 

①粘土でエスキースを作り、図面を書く

 

②前に失敗した石と適当な石をもって、車で30分ほど離れた会員別荘へ行き石彫り

 

③荒削りが終わったらアトリエで次の削りをデッサンし、何日か往復1時間の別荘通いです

ここまで来ればあまり大きな音も出ない作業なので、アトリエの外で毎日30分ほど微調整の削りをします。

 

④磨きが終わったら木の接着、立ち角度を見ながらのボルトの穴開け、接着など技術的な作業が続きます。

 

⑤やっと完成。磨きは時間がかかるので適当にしてワックスでごまかします。作品にはあまり関係ないと思うので塗装の意識です。