一般質問を終えました! 部活動地域展開の件からご報告スタートです。 | 西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ

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兵庫県西宮市の若手市議、鷹野伸(たかのしん)の公式ブログ。1990年(平成2年)生まれ・35才、政党無所属、現在2期目。日々、地元・西宮を奔走しています!

昨日、通算13回目の一般質問を無事に終えることができました!
お忙しいところ傍聴や生中継で見守っていただいた皆様、誠に有難うございます。
終了後も議会内外、多くの方からお声がけを頂き、とて励まされました。

 



取り上げた5つのテーマのうち、最もタイムリーで、かつ多くの方にとって関心の高い「部活動の地域展開」からご報告を始めます。
地域展開に対する私の基本スタンスは、冒頭で申し上げた通り。
その中で、今回は自分自身が取り組んできた吹奏楽に特化して質問を行いました。
以下、議場で述べた内容をそのまま掲載します!

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公立中学校の部活動について、国が地域展開の方向性を示しましたが、各自治体はその対応に追われ、生徒・保護者や先生方には大きな不安が広がっています。
日本の学校教育において部活動の果たしてきた役割は極めて大きく、その価値を毀損する拙速な地域展開の流れには、疑問を抱いています。
とはいえ、部活動改革は国全体での取り組みであり、少子化への対応や教員の働き方改革が求められる以上、地域展開そのものに反対する立場ではなく、実施に向けた建設的な議論を行いたいと思います。
地域展開において重要なのは「人間的な成長や社会性の獲得といった、部活動の価値をできる限り継承する」「展開にあたっての課題を整理し、的確な情報提供を行うことで、混乱を防ぐ」といった観点です。
これまで、教育こども常任委員会において、地域展開全般の進め方や懸念点について、指摘・提言を重ねてまいりましたが、いよいよ来年度からの本格実施が目前となり、活動内容や地域の特性に応じ、個別の課題を具体的に取り扱うべき時期に来ています。
そこで、今回は、中でも多くの課題を抱える吹奏楽部について取り上げます。

本市において、吹奏楽部は市立中学校の部活動で最も部員数が多く、全生徒の約1割にあたる1,100人以上が在籍しています。
吹奏楽コンクールやマーチングコンテストの創設期から、全国大会で優秀な成績をあげる学校・団体が複数存在する等、西宮は吹奏楽のメッカとして輝かしい歴史と伝統を誇ります。
コンクール・コンテストだけでなく、学校を卒業してからも一般の楽団で活動を続けるなど、演奏を楽しむ愛好家が多いことも特徴で、西宮市吹奏楽連盟には小学校から一般団体まで全国屈指の数の加盟団体が集い、2022年度には創立50周年を、2024年度には第100回定期演奏会を迎えています。

先日行われたプレみやクラブの一次募集では、7団体からの応募があり、うち市内在勤の教員が指導者を務めるのは6団体です。
吹奏楽ならではの課題に対し、具体的な方針や対策が固まっていないため、応募を躊躇するケースや、既に応募した団体にとっても、不安な要素は多いものと思われます。
そこで、本日は吹奏楽の特性をふまえて、取るべき方向性を整理し、教育委員会ならびに当局の見解を質したいと思います。

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この考え方のもと、今回は ①学校施設での活動を前提とするべきでは? ②各校に1つの地域クラブ開設が必要では? ③楽器の取り扱いは? ④指導者の確保は? の4つの観点から質問を行いました。
次回以降、その具体的な内容についてお伝えしてまいります!