本日の一般質問で、同会派の牧みゆき議員が登壇。
公用車に電気自動車の導入を進めていることについて、環境負荷の軽減が大事とは言っても、国からの交付金が一部使えるとしても、導入費&維持管理費がガソリン車に比べてあまりにも高い。
排ガス抑制するなら、そもそもの車両台数・使用回数自体を減らす方が有効では?というご主張は、なるほどと頷くものでした!
その中で、私が2022年3月定例会で行った一般質問についても触れていただきました。
このとき「公用車保有台数の削減」について取り上げていて、調査当時330台だった公用車(特殊車両除く)が、昨年度末時点で305台まで減っていているとのこと!
維持管理費も年間約460万円削減されていることが確認できました。
成果が出ていることを嬉しく思うとともに、会派として、引き続き連携して取り組んでまいります!
※添付は牧議員の一般質問資料です(ご本人の許可を頂いて転載させていただきました)
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さて、代表質問について、市長の認識を問う質問の2点目をお伝えします!
(たかの)
市長は施政方針において「文教住宅都市としての価値を保ち、選ばれ、住み続けていただく、そしてこのまちに住むことで誇りと憩いを感じていただけるまちであり続けることを目指す」と宣言されました。
しかし、実際には、財政構造改善の取り組みもあって、市民サービスの水準はむしろ低下の一途です。
基本的な考えとして、他市より高い水準のサービスを見直すとしていますが、それなら同時に、他市より水準の低いサービスは、同等まで引き上げる必要があるのではないでしょうか。
サービスをカットするだけで、「文教住宅都市としての価値」を保てるはずがありません。
市長任期の実質最終年度を迎えるこのタイミングにおいても、100項目を掲げた公約のうち、達成を見込めない項目が複数存在しています。
「誇りと憩いを感じていただけるまち」の実現は、現実的には厳しいと言わざるを得ません。
この施政方針と現実との大きな乖離に対する市長の評価をお聞かせください。
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(市長)
本市では、市民のみなさんに住んでいて誇りと憩いを感じていただけるよう、各種施策に取り組んでおり、その結果、各種調査においても「住みたいまち」としての高い評価をいただいております。
「誇りと憩いを感じていただけるまち」の実現に向けては、まだまだやるべきことも多く、十分とは言えない部分もありますが、引き続き実現を目指して取組を進めてまいります。
(たかの)
答弁では、「各種施策に取り組んでおり、その結果、住みたいまちとしての高い評価をいただいており」という表現がありました。
あんまり揚げ足を取るようなことは言いたくないんですけど、私はこの部分に、大きな違和感を覚えます。
本市が住みたい街として評価されているのは、大阪や神戸に近い立地条件や、山と海に囲まれた自然環境といった所与の条件に、鉄道事業者をはじめとする民間企業がまちづくりを進めてきた賜物で、市役所が「各種施策に取り組んだ結果」ではないと私は思っています。
もちろん行政による成果がゼロだとは言いませんけど、こういうところに、自己評価の甘さ、あるいは自らを批判的に検証する姿勢の欠如を感じています。
理想のまちを実現するための取り組みは、予算案では新規・拡充事業として示されるわけですが、その取捨選択にも疑問があります。
今って、財政構造改善の中で、障害のある方の水道料金の減免制度を見直すといった厳しい取り組みを進めようとしているわけじゃないですか。
公園のリニューアルだって、お金が無いから遅れているわけじゃないですか。
その中で、新規施策として盛り込まれた「養育費の確保のための強制執行申し立てにかかる費用補助」を、どうしても今回導入しないといけませんかね。
この事業の意味がないって言っているわけじゃないですよ、優先順位としていかがなものか、ということです。
これって、市長の公約だからじゃないんですか?
市長が令和4年の市長選挙時に掲げた「西宮の未来政策集」の9番に「養育費の確保のため総合的な支援を行います」って書いてあるんです。
この項目の達成状況を○にしたい、という思いが見え隠れするんですね。もちろん、民意で選ばれた市長の公約は、重みのあるものだと理解しています。
しかしながら、それは政策の取捨選択において最上位の判断基準ではありません。
意思決定にあたっては、客観的かつ合理的な説明ができることを何より重視していただきたいと思います。
市長公約以外でも、防災アプリの開発に4,800万円とか、観光協会がホームページをリニューアルするのに、3年間で500万円も投じるとか。
全体のバランスの中で、ちぐはぐさを感じる部分が非常に多いんですね。
予算編成方針で「新規事業や既存事業の拡充は、原則認めない」と明記したこととの整合性にも疑問があります。
事の軽重を間違うことがないよう強く指摘します。
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意見の中にある観光協会に関する課題は、また改めてお伝えします。
ほんま、過去から散々、指摘してきてるのに、またこんなことを…
それでは今日はこのへんで!