学校のトイレを何とかしたい… | 西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ

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兵庫県西宮市の若手市議、鷹野伸(たかのしん)の公式ブログ。1990年(平成2年)生まれ・34才、政党無所属、現在2期目。日々、地元・西宮を奔走しています!

6月議会も残すところは議運&本会議のみ。
本日は、先週の教育こども常任委員会でも取り上げた標題の件についてご報告します。

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学校のトイレについては、建物全体が古くなっていくのに伴い、老朽化が深刻な課題となっています。
5K(臭い・汚い・暗い・怖い・壊れている)なんて揶揄されることもあり、和式の比率も高いまま。
私たちが通っていた20年前でも相当古くなっていた印象ですから、今となっては…という感じですよね。
実際、保護者の方からも「何とかしてほしい」というご要望を多く頂戴しています。

市は現在、築50年程度で実施する学校全体の長寿命化改修時にトイレを全面改修しているほか、今後10年程度、校舎の改修が行われない学校については、トイレの部分改修を進めています。
部分改修は床の乾式化や便器の一部洋式化を行うものの、配管はそのままで和式も残ることから、臭いなどの根本的な解決には至りません。
学校でトイレに行くのが嫌で家に走って帰るこどもがいる、というリアルな話も耳にしています。

まずは何とかこうした施設の更新を急いでほしい。
一方で、予算の制約がある中では、ハード面以外の対策も重要になってきます。

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現在、学校トイレでは月2回、清掃業者による清掃が行われています。
日常の掃除は、こども自身や、学校によっては保護者の方の協力で行われていますが、臭いの原因などをしっかり取り除くには、やはり専門の事業者さんによる清掃が欠かせません。
老朽化が進んでいる学校だけでも、この回数を月3回に増やせませんかね…

トイレの清掃を含め、学校の施設管理は来年度から「包括管理業務委託」となることが決まっています。
これまで市が清掃業者や点検業者と個別に契約していたところ、来年度からは包括委託先を定めて、その委託先が各事業者と契約する形となります。
各校からの補修要望等も包括委託先が受け付け、市としてはこれまでそれらの業務に携わってきた技術系の職員を、改修事業等に配置転換できるというメリットがあります。

これから委託先の選定・契約が進められるため、今回の議会に債務負担行為(今後○年間で最大○億円使いますよ、という設定)が示されました。
業務内容については、今年度までと同じ回数・頻度が想定されているように感じたので、これまでを超える水準の提案も受け付けるように要望しました。
せっかく民間事業者に委託するのだから、行政が直営でやっている今より、サービスの向上を目指さないと!
今は高校・中学校・小学校それぞれで清掃業者と契約しているので、これを一括にしたり、校種ではなくエリアで分けたりすることで、単価を下げる・回数を増やす余地があるように思うんですよね。
また、5年間の契約期間の中でも、途中で見直しができるという旨の答弁を得ることができました。



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財政難でも、優先してやらなきゃいけない施策がある。
学校施設の更新や環境改善は、その代表的なものだと思うのです。
引き続き、取り組みの強化を求めてまいります!