市立幼稚園&保育所の再編計画、第2弾が公表されました | 西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ

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兵庫県西宮市の若手市議、鷹野伸(たかのしん)の公式ブログ。1990年(平成2年)生まれ・34才、政党無所属、現在2期目。日々、地元・西宮を奔走しています!

昨日は教育こども常任委員会でした!

市から重要案件の報告がありましたので、早速お知らせいたします。

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急速な少子化に加えて、保育所を希望する世帯の割合が増え続けていることもあり、今後のあり方が課題となっていた市立幼稚園&保育所。
昨年示された方針で、幼稚園と保育所を統合した認定こども園を設置し、総量を縮減していく方向性が掲げられていました。

※ご参考
2023/4/1「公立幼稚園と保育所の統合・再編について
https://ameblo.jp/takanostyle/entry-12796378540.html

この再編・統合は市内を8つのブロックに分けて進められる計画で、第1弾は浜脇ブロックを対象としていましたが、今回、続く3ブロック(鳴尾・上甲子園・広田)の概要が明らかとなりました。
詳細は添付の通りですが、

≪鳴尾ブロック≫
鳴尾東幼稚園と高須西保育所を統合
≪上甲子園ブロック≫
春風幼稚園と瓦木みのり保育所を統合
≪広田ブロック≫
付属あおぞら幼稚園と芦原むつみ保育所を統合
※上ケ原幼稚園は今後、閉園時期を検討

とされています。









大きな方向性に異論はありませんし、様々な協議・調整を経た結果であることも理解しています。
今後は年齢や種別(1号=幼稚園、2・3号=保育所)ごとの定員について、実態に沿った設定となるよう要望しておきました。

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気になるのは、統合後の跡地について。
資料では「転用・売却・貸付などの資産活用を検討する」となっていましたが、私は原則として売却であるべきだと思っています。
売却した収益はもちろん、その後は固定資産税が市の収入となるわけですし、そもそも用途の決まっていない土地を保有し続けること自体が望ましくありません。
こういうケースが市では結構あるので…
もちろん、子育て分野に限らず市の政策を進めるうえで、その土地に具体的な利用目的がある場合は持っておくべきですけどね。
この点を委員会で質したところ、「売却を基本とします」との答弁を得られたので一安心。
実際この答弁通りに進められるのか、注視してまいります。

そしてもう一点、付属あおぞら幼稚園の施設は、幼児教育・保育センター(仮称)として活用する方針も示されました。
設置目的は「幼児教育・保育に係る調査研究や研修、相談業務等の再編統合を図り、さらに機能を充実させる」とされており、そうした施策の重要性は十分に理解しつつも、専用の建物が必要なのか?というところには懐疑的です。
現在、市は公共施設の総量を削減する方針を掲げていますし(ぜんぜん計画通りに進んでませんが)、「売却を基本とする!」という答弁とも反します。
既存施設を活用するといえど、今は市役所内で行っている業務を別の建物で行うわけですから、その業務に対する床面積は増えてるんですよね…
必要性を慎重に検討するとともに、施設を活用する場合にはできるだけ多くの機能を集約し、その分、別施設の縮減(賃貸で借りている場所を取りやめるとかも含めて)につなげるよう要望しておきました。

それでは今日はこのへんで!