先日の一般質問動画をyoutubeに掲載しました!
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コロナ対応の検証について、前回記載した趣旨説明部分に続けて以下の質問を行いました。
再質問以降は、事前協議なしの一発勝負。
長くなりますが、生のやり取りをそのままお届けいたします。
(質問)
象徴的な事案であった、簡易給食、ワクチン接種の初回予約、ワクチン接種促進事業について、誰が、どこで、どんな議論を行い、施策の内容を決定し、実施を判断したのか。政策決定過程を明らかにしてください。市長・教育長の答弁を求めます。
(答弁要旨・市長)
まず初回予約については、新型コロナワクチン接種事業を所管する健康福祉局が、国から示される大きな方針に基づいて、その時点でのワクチンの供給の状況・見込み、それから接種の進捗状況等そうした方法等について検討し、逐次その内容を私、市長と副市長が確認をして実施してまいりました。
具体的な事業の実施方法としては、所管課が中心となって、会場の管理や広報等の関係部局、西宮市医師会等の関係団体との調整を行い、検討したうえで、最終的に私が了としたものでございます。1回目のことは正直、今思えば、1回目の時だけではないですけども、一つ一つの判断に常に絶対的な自信があったというのは正直ございません。毎回我々も不安に思いながら、どうだろうかというようなことを議論しながらでありますが、その時点で了とした。そして結果として、その時に判断した折に想定外であったこと、我々が思いを至らなかったことがあったというのも事実であります。そして2回目の予約受付以降は、初回の時の教訓を踏まえ、年齢別の予約受付やコールセンターの拡充等を行い、その時々の状況に応じて、所管課を中心に、国からの供給等を踏まえて、接種の推進に努めてきたということでございます。
ワクチン接種促進事業のコーヒー利用券の配布について、この時、昨年8月、ピークの第5波を迎えておったわけでございますが、若年層のワクチン接種率が低いという課題がございました。そうした中で市としては、ワクチン接種課を中心に、若年層へのワクチン接種促進策を何か考えられないかということで、大きな「ワクチン接種の現状と今後の進め方」を9月に改訂し、集中的な広報の展開、若年層のワクチン接種環境の整備、インセンティブ付与による接種促進事業の実施という三つの柱の対応を決めました。そうした中で、この時点で、正直、具体策が私の中で承知をしていたわけではありません。何かやりたいな、と正直思っておりました。何かをやりたいな、という。何かやれないかという指示を私は致しました。そうした中で産業文化局より、「コーヒー利用券の配布によるワクチン接種促進」の提案があったので、これを採用しようと。そうした中で、事業の詳細については、都市ブランド発信課とワクチン接種課と折衝したうえで、協議をしたうえで、10月から実施に至りました。この事業についても、最終的に私がそうした判断、上がってきたものを了としたということでございます。
(答弁要旨・教育長)
例年、夏季休業中には給食室の工事や、備品類の交換作業を行っており、給食室を使用できない学校があります。さらに、空調の無い給食室が多いため、調理員の熱中症や、食中毒の危険が伴うこと、併せて授業が午前中で終わること等から、私が出席する事務局内部の会議で給食を実施しないという方針を打ち出し、教育委員への報告を経て決定しました。しかしながら、長引く休業要請の影響で保護者の就業形態などにも大きな変化が生じていることが予想され、子供たちの「食」に対する不安の声もあったことから、希望者への調理を伴わない簡易給食の提供を再度、学校給食課をはじめとする事務局内で検討し、数回にわたる校長会役員との意見交換や、教育委員の意見を踏まえた上で、私が実施を決定しました。
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(再質問)
本来であれば、先ほど挙げました7点すべてについて、お聞きをしたかったんですけれども、特に問題を感じた3点に絞って、政策の決定過程をお聞かせいただきました。本件については再質問を行います。市長・教育長のご答弁はいずれも、最終的には私が判断した、とのことでした。それはもちろんのことだと思うんです。市長や教育長が判断への責任を負うことは当然ですし、組織のトップとしてのあるべき姿勢だと思います。ただ、私がいま問題視しているのはその部分ではなくて、最終的な判断に至るまでの過程、どのようにして、この政策が形成されていったのか、という点です。そこに着目すると、今のご答弁からは、いずれも所管部署での議論が中心で、議事録に残る場や、各局長が一堂に会する場での議論は行われていないことが窺えます。ここでお聞きします。一連の政策決定過程、政策自体の是非ではなく政策を検討した経緯・決め方について、適切だったと思われますか。市長のご答弁をお願いします。
(答弁要旨・市長)
適切であったかどうかという言い方ではなく、その時に我々として取りうる最善、場合によっては唯一の道であったと思います。例えば、給食に関して教育長がお答えになりました。給食に関して付言いたしますと、今までは、こういう場合であれば、給食は出しませんというような、そして午前中までであれば帰らせるというのがあったんです。ですが、教育長が答える前に何があったかと言うと、私が「何か出せないか」と、こういう言い方をしました。「何か出せないか」と。そういう意味では、発端としては「何か出せないか」というのを受けて、市長がああ言うとると、困ったと思われたかどうかは分かりませんが、そうした中で形として出てきたと。ただ一方で、私として「何か出せないか」というのは、一番フルスペックで出てきたらハッピーだなと思っていましたけど、そこは現場のことを十分、さっき教育長が言ったことをわかっていない中で、しかしやはり何か出してほしいと私も思いました、市民からもそういう声がありました。そういう意味では意思決定プロセスの中で言いますと、西宮市役所というのは、私も4年間ここでやらせていただくとですね、想定されたもの、予定されたものに対しては極めてしっかりとやっていただいています。一方で想定外のこと、私もそういった想定外の事態の中で、私も市民の声を受けて今まで想定しなかったような、指示に近いようなものを教育長にお願いした、そうした中にこういうことで今、質疑をしていただいたことに至っているのかなと思います。そうしたことも、今後の教訓にしてまいりたいと思います。
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(再質問)
「今回の教訓を活かして」とございましたけれども、でしたら、こうした緊急時、想定外のことがたくさん起きる時に、どのように一つずつの政策決定をしていくべきと考えていらっしゃるのか。これらの経緯を踏まえて、どう改善すべきと思われているのか。その部分をもう少し具体的にお聞かせいただけますでしょうか。
(答弁要旨・市長)
1つは、想定外と言わないようにいろんなことを想定しておくことであろうと思います。そういう意味では今回学校給食課、あることを想定して、その想定でしっかりと備えができたという素晴らしい対応を今回してもらったと思います。もう一つは、想定外のことが起きた際に、そこで現場におろす際に、市長・教育長から言われたとなると、絶対的な指示だというふうに感じてもらわなきゃいけないときもありますけれど、場合によって結果として、アウトプットが好ましくないことになる可能性があるならば、そのご指示、ご示唆に関しては受けかねますというような、そういうような柔らかい組織になっていくというようなことも大切なのかなと思ったところであります。
(意見)
できるだけ想定外という言葉自体を使わなくてすむように、想定の範囲を広げようと。それももちろん重要な観点だと思います。ただ、私は先ほど質問の中で述べたんですけれども、やはりオープンな場で、幹部の皆さんによる忌憚のない意見交換を行うことこそがポイントだと考えています。こちらに座っている方々、今は一部の方ですけれども、皆さんって、仕事でも人生でも、私より遥かにキャリアが長くて、様々な経験を重ねてきた方々です。市民の方に対応したことも数えきれないほどあるでしょうし、お住まいの街で行政サービスの提供を受ける側の気持ちもお分かりのはずです。そんな優秀な方々が、主体的に検討を重ねた結果であれば、市民の感覚と大きなずれが生じることはないと私は信じています。所管での議論だけでは、どうしても内部の理論、役所の理論に傾いてしまいがちです。局長の皆さんは、会社で言えば役員であり、共同経営者です。最初に頂いたご答弁の通り、最終責任は市長にあるにしても、局長には、自らの担当するセクションだけでなく、市の経営全般に対して責任を果たしていただきたいですし、市長には局長の皆さんに対して、そうした関わり方を促していただきたいと思います。また、そうした庁内横断的な意見の集約と、それをふまえた一元的な政策推進においては、政策局の役割が極めて重要であることも申し添えておきます。新型コロナ対策を統括、あるいは主導する部署が、今なおはっきりとしないことは、本市の大きな問題点だと感じています。
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適切だったのか?という問いに対しては、答弁をずらされてまった印象です。
その部分を深く切り込めなかったこと、そもそも質問の構築自体が甘かったことは、深く反省中…終わってからしばらく結構落ち込んでました。
選んでもらってるのに、税金で給料もらってるのに、こんなんで市民の皆さんに申し訳ない…精進します。
言いたかったことは(意見)の部分に集約されています。
市民生活に大きな影響を与える施策であるからこそ、多くの目でチェックし、ブラッシュアップすることが大切なはず。
そうした決め方をしていないことが、本市のコロナ対応で失策が続いた根本的な要因だと考えています。
まだまだ再質問が続きますので、続きはまた次回!
長文へのお付き合い、有難うございました。