自分からこういうこと言うの苦手なんですが、実はこないだ誕生日でして、30歳になりました。
私が30歳になったということは、西宮市議会から20代の議員がいなくなったわけですね。笑
ちなみに、20代の市議会議員って全国で65人、0.3%しかいないらしい。
同年代と話してると「もう30やで…」的な雰囲気もあるけれど、私はずっと前から早く30代になりたかった。
昔から、憧れたり、目標にしたりする存在は、30代の方が多かったんです。
出来ることの幅が広がって、マネジメント的な役割も増えて、一方でまだまだプレイヤーとしても自分の成果を出せる。
ある意味、人生で一番輝ける期間なのかな、と思うんですよね。
自分の中で20代は「30代に向けて良い経験を積む」という感覚もありました。
会社で教わったことも、プライベートでの出来事も、全てが今につながっている。
そのことを忘れずに10年間を駆け抜けて、40歳になったときに、良い30代だった!と振り返られる自分でありたいです。
とは言え、まだまだ当分は最年少に変わりありませんので、引き続きフットワーク軽く!
まずは「誰よりも働く市会議員」を目指します!!
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前置きが長くなりましたが、標題の件の最終回。
前回まで「送迎保育の可能性」「上大市5丁目での施設整備」「市内各地の市有地活用」についてお伝えしてきました。
議会で取り上げた内容は、答弁も含めて全て議事録に残ります。
だからこそ、緻密に当局との協議・調整を行って、有効な答弁を引き出すことが重要だと考えています。
言いたいことを言うだけだったら、誰でもできますからね…
その意味で、手前味噌ながら、今回のこのテーマについてはいずれも前向きな回答を得られたと思っています。
一方で、答弁を得て終わりではなく、どうすれば実現できるか?という観点も大切です。
市当局だって、これまで何の対策も打ってこなかったわけじゃない。
むしろ、子ども支援局は庁内でも有数の激務部署で知られ、これまでにも努力を重ねてきたことは重々承知しています。
質疑中でも触れた通り、これまでにも市有地を活用して保育施設の整備を行った事例はあるんです。
誰がどう見ても保育所に適した土地は、もうすでに保育所を作っている。
と、いうことは、これから検討する土地には、何かしらのネックやハードルが存在して当たり前なんですよね。
そうした課題を、担当の部署のみで乗り越えろというのは、少し酷かなと。
こういう時にこそ、役に立つのがトップのリーダーシップだと思うんです。
そんな想いから、今回は質疑→答弁の後、市長への再質問を行いました。
質問内容と答弁は以下の通りです。
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◆再質問
保育施設の整備については、送迎保育事業や市有地活用の有効性をお認め頂きました。私からもできる限り具体的な実例をお示ししたつもりです。そこで、市長に再質問いたします。市長は選挙公約に「待機児童ゼロ」を掲げられておりますが、現時点で解消のめどは立っていません。その中で、今回のご答弁では、こうした新しい取り組みについての有効性をお認め頂きました。改めて、保育所待機児童解消に向けた市長の取り組み方針をお聞かせください。
◇市長答弁(要旨)
ご指摘の通り、送迎保育事業や市有地活用は有効な手法と考えております。今回は多様な観点で様々な市有地について詳しくお示し頂いて、私も改めて活用方法について、しっかりしていかなければいけないと思ったところです。また質問中の「そもそも、2024年度に待機児童を解消しても、いま問題に直面している皆さんに手を差し伸べることはできません」というのはまさにその通りであり、今のままの取組みでいいとは全く思っておりませんし、今回頂いた様々なアイディアを含めて、全力で取り組んでいきたいと思っております。今日までも、いろいろなことをやってきているというところですが、現状届いていないというのも事実です。一刻も早い待機児童解消に向けて取り組んでいきたいと考えております。
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もちろん、市長に回答してもらったら全てが解決!なんてものじゃありません。
議会での答弁は、市役所の「組織としての」回答なので、局長が答えようが、副市長が答えようが、市長が答えようが、効力は同じはず。というか、同じじゃないといけないんです。
なんでもかんでも、市長の見解を問う!市長自身の言葉で!と詰め寄るのは、パフォーマンス的すぎる気もします。
しかし、今回は、どうしても市長自身の方針を明らかにしておく必要があると考えました。
この市長の言葉があることで、現場がより動きやすくなれば…という想いもあります。
私自身、今回は「建設用地の確保」という観点からのみ質疑しましたが、保育所待機児童の解消については今後も調査・研究を続けていきますし、その中では今回の答弁を受けて(=向いている方向は同じだという前提で)、具体論を提案していくつもりです。
「市有地を活用した保育施設整備」シリーズは、一旦ここまで。
写真は、市が所有する土地・建物が一覧になった「公有財産明細書」。
私の愛読書、今回の一般質問では特にお世話になりました。笑
次回以降は、3月議会の内容をいくつかピックアップしてお届けしていきます!