感動やら興奮やらが冷めないままに朝を迎えた。
昨日のブルースは何だったのか、一夜明けて再び考えてみる。
高橋大輔が持つ神さえ愛でるだろうスケーターとしての資質の根源は何なのだろう。
どう考えても言語化出来ない次元の凄さとしか言えない。
昨日、大輔氏のパフォーマンスを支えたものは勿論大輔氏自身の努力の蓄積によるところだろうけれど、それだけではない気がする。
会場全体が彼のパーフェクトなブルースを欲している、そんな空気感を感じられたからではないだろうか。
常日頃大輔氏は言う「観客の心を鷲掴みにする演技が理想」「観客との一体感が気持ち良い」
そう観客を置いてきぼりにはしない人だから、観客が欲しているものが何かを見極める。
昨日は紛れもなく完璧なブルースだった。
欲しているものを提供出来るのは自分しかいないという思いが大輔氏を支え高みへ駆け上がる演技につながったのではないかと思うのである。
大輔氏は終始気持ち良さそうであり楽しそうだった。
悠々と滑る姿はいつもより大きくも見えたし且つ優雅だった、髪の流れから指先まで全てが躍動し語りかけてくる様は至福の時をもたらした。
全てを包み込み共に幸福感に酔い浸ることができる人、 それが高橋大輔なのだ、絶対的な存在である所以だろうと思う。
動画主様に感謝しお借り致します。
昨日の放送では佐野氏が解説して下さっていたが、大輔氏の解説に関して言えば「全く解説になっていなかった」と思う。
ジャンプの種類を言うのが精一杯、あとは「凄い!」の連発だった。
だが、それもまた心地良さを演出していたように思うのだ。
スケートをよく知る人でさえ言葉を見つけられないほどの演技だったのだと解釈した次第。
佐野氏の発言の極めつけは「何でも投げ入れちゃって」「飛び込んでもおかしくない」だろう。
最後には「人を超えた領域までいっちゃった」と言わしめた。
高橋大輔、何と凄い男なのだろう。
なのに、終わってからのインタではどこまでも謙虚さを失わず既に先を見据える目をしているのだ、やはり「何という男だろう」である。
記事を二つ。
今季初高橋がチャンに勝った
高橋フリーも1位
起こし下さりありがとうございますm(_ _ )m ついでにクリックもお願い・・・。