どうも。
……
高倉裕貴です。
今回は『ウルトラマンマックス』第24話「狙われない街」の感想です!
ダッシュバード1号
ただいまYouTubeで配信されている回ですので、合わせてどうぞ!
……
この回は『セブン』第8話「狙われた街」の続編とも言えるエピソード。
この地球にはウルトラマンは一度も来ていないため完全な続編ではないものの、それを意識したメタ的な完結編。
こういう鏡に誰かが映るって、フツー振り向いたら誰もいないモンじゃない?
1件や2件だったら警察の管轄なんだろうけど、DASHが出動するってどれだけ暴力事件が頻発したんだろう?
取調べ中、自分の靴の臭いを嗅ぐ楢崎刑事。
フリーダムだなぁ。
目の前で喫煙が注意される中、ココアシガレットを食べるミズキ隊員。
小学生か(笑)
あー、いるいる。
こういう色々ひっくるめて同じようなもんってまとめちゃう人。
でもDASHパッドは携帯テレビ電話でもあながち間違ってない(笑)
なあ。
怪獣や宇宙人よりも、恐ろしいもの知ってるか?
人間だよ。
OPがフェードインしてくるって珍しいけど、今回はいい感じ。
対話宇宙人・メトロン星人、
再登場。
ウルトラシリーズ常連の堀内正美さん演じる研究員・松永要二郎キタ!!
松永要一郎については『ネクサス』をご覧ください。
あれ?なんかサラッと終わったな…
と思ったら問題はその後だった。
携帯のアンテナって、まだ存在してるのかな?
そうか…
問題なのはアンテナじゃなくて電波だ。
誰かがこのアンテナをターゲットに、高出力電波を発信したんだ。
人間を猿に変えちまうほどの電波を。
そのイメージに恐ろしくマナーの悪い乗客の映像が流れるものの、こういう人たちって電波なんかなくたって最初から猿以下な気がする。
カヴァドン。
この連中、いっそのこと猿になっちまったほうが幸せなのかもな。
ホントそうかも。
カイト!
なぜ電話に出た!?
なんの目的も無くなった。
もう地球も、この街も、
狙わないさ。
このメトロン星人を演じているのは寺田農さん。
同じくウルトラシリーズの常連であり、軽妙さと威圧感とをあわせ持つ稀有な俳優。
寺田さんが一言発するだけで、雰囲気が変わる。
び、尾行下手か…?(笑)
と思ったらまさかの顔見知り。
いやいや!
なんで縦に斬られて生きてんだよ!?(笑)
相手がメトロンだと分かると、表情が柔らかくなる楢崎刑事が良い。
この地球には、人間同士の信頼関係があったのか…
羨ましい…
ちなみにわりと主人公あるあるだけど、単独での追跡はやめた方がいいと思う。
ツーマンセル崩すとろくなことないぞ。
カイトの尾行を撒くどころか、隠れ家に招き入れる余裕が憎たらしい(笑)
なんか凄い、この怪獣倉庫のシーンはフィクションとメタフィクションが入り混じって頭おかしくなりそう。
眼兎龍(メトロン)茶…
烏龍茶かな?
バカなやつだ…
おそらくほぼ全視聴者が思ったであろう。
あ、ブーメランだと。
持ち帰ろうとしてる地球のお土産の中にアイスラッガーがあるのがなんとも…
凶器やぞそれ。
記念品にしても皮肉ききすぎじゃない?(笑)
あ、ブーメランにかけたわけじゃないです。
人間は便利なツールを手に入れ、どんどん退化し始めたからさ。
街中猿だらけ。
放っておいても滅びるよ?
新しい道具で、人間の脳は萎縮し始めている。
もう戦う必要はない!
その退化の速度をちょっと速めようと、力を貸しただけだよ。
ねぇ?
お前さんも宇宙人の仲間じゃないか。
低脳化して環境を破壊して礼儀もしらない人類を、物好きに守る必要もなかろう。
これがメトロン星人の語った人類に対する印象。
かなり手厳しいことを言われているけど、何一つとして反論できない。
もう美しい緑の星・地球なんて、どこにも無いのかもしれない。
あ、ブーメラン戻ってきた(笑)
YouTubeのコメントにあったけど、夕焼けの昭和に立つメトロンと、平成の街並みに立つマックスの対比が最高。
ここで無益な戦いをせず、颯爽と去るのがいい。
ただ…
もしできることなら、俺も連れてって欲しかったな。
じゃあな。
事件が山ほど待ってるんでね。
宇宙人よりも厄介な。
楢崎刑事も、メトロンと同じく人類に失望しているのだろう。
気持ちは痛いほど分かる。
あの人の言う通りだ。
奴は、この星に見切りをつけて、故郷の星に帰っていったんだ…
でも…
……
ベテランに振り回される話。
六平さん、堀内さん、そして寺田さんというベテランの方々が凄すぎて、カイトやミズキの印象が薄い(笑)
ただ、この回を観た後に「狙われた街」を思うと、最後のナレーションが虚しい。
それでは今日はこの辺で!また明日!
ショワッキュ!