久しぶりに映画で号泣した。
いやーーーやっぱりすごいわ・・・インド。
エンタメとして楽しんだってだけではなかったな。
今回の監督。ラージャマウリ。
大好きな「バーフバリ」の監督で最新作のRRRを見たのだけど、
なんというか民族の誇りと愛情と自然界と民族の神々をバックにこれ遠回しの敵 過去の大英帝国とかDSとか今暴れてる西側 に対する復讐と宣戦布告に思えた。
このタイミングでこれやるんだ。
多分今後世界を引っ張っていくメンバーのひとり、確実にインドだな。
植民地という立場を経験したインド、植民地支配から解放するために非暴力・非服従を全国規模ですすめたガンジーと戦った歴史を持つインドでないとこの物語は作れないなぁ。
世界のわくわく問題に関して自国で安全確認作業をしないと国に入れないと大手製薬会社をつき返し国民を守り、彼らの悪行を世界にあらわにしたのもインドだった。過去の辛い時代に学んで屈しない民族に成長したんだろうな。
去年女王が亡くなってから数か月後にこれを世界に発表するってものすごく大きな意味があると思う。
「祖国解放」と「何があっても私たちはあなたたちに絶対に屈しない」という圧倒的に日本に欠けている部分を映画というエンタメに乗せて世界中に発表した感じ。
ガンジーは世界をこれをどう見ているだろうか?最近よく思う。
バーフバリの時もツッコミどころは満載過ぎてむしろ大爆笑なところが多かったが、今回も変わらずツッコミどころの嵐でくすくすが止まらないところも多数なんだけどチープで終わらないのはその根底に流れている宗教観と哲学がとてもはっきりしていて共感できるからだと思う。
あとあの発想はカメラのアングルは
ハリウッドは絶対にできない。
近くにいた若い女子たちが終わってから
ほんともしろかったよねー
とおもしろそうに話してたのがよかった。