スピリチュアルが好きな人というのは、自分の意見がない人だと思う。
自分の意見がないから、誰かの意見を聞きたくて、それに従っている自分が好きなのだと思う。
もちろんこれは私の偏見です。
本日紹介するのは「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」、キングコング、西野亮廣さんの著書です。
ゾッとするほど、私が嫌いな占い師、預言者の発言、行動に似ていて読んでいて大変辛かったです。
彼のカリスマ性と信者などの異様な行動から、度々「宗教だ」と言われると著書でも書いてありましたが、
本当にその通りだと再認識しました。
彼のことを盲信している方は多く、彼はパワーストーンや予言は行っていませんが、
何点か占い師や預言者と似ているなと思ったところを挙げていきたいと思います。
成功したことの魅せ方がうまい
当たらない予言を「当たった」と嘯く預言者がたくさんいます。
多数予言して、またそれが曖昧なもの、例えば「1月1日は縁起のいい日と言われていますが悪いことも起こるでしょう」という一言で
1月1日の能登半島地震を当てたという、よしもとの芸人、ラブミィードゥーのような人物です。
著書の西野亮廣さんも、たくさん成功されているように見えますが、
それ以上に多くの失敗もされているように見えました。特にこの著書は2017年に書かれていて、
本の中には「これからこういうビジネスが流行る!」とか「自分のオンラインサロンで行っていることが主流になる」と
記載されていました。
2024年、大きな話題になっていないことばかりでした。
しかし、実際に2017年にこの本を読んだ人は、彼が言っていることが今後実現すると思ったはずですし、
この本を読んだことがある彼のファンの方も、彼が成功した幾つかのビジネスに目がいって、
失敗したことはほぼ忘れているのではないでしょうか。
彼の自信満々の言い方と、失敗をもプラスに変えている!といううまい言い回し、
これに騙されている、とまでは言いませんが、言いくるめられてしまう人は多いと感じました。
閉鎖的なコミュニティでの活発な行動
彼はオンラインサロンをやっていて、さらに何か行動を起こすたびにクラウドファンディングでお金を募ったり、
一緒に行動する人を募ったりします。
彼が行うことを大々的に宣伝すれば、それは教祖である彼に褒められることであるし、
彼のオンラインサロンの中でも賞賛されると思われました。
※実際に41枚の光る絵本を41人で背負ってハロウィンの日に渋谷を行進したりしたらしい。
また、彼が出すさまざまな企画を買ったり、参加することで、
そのオンラインサロンの中では讃えられたりするのだろうと思われました。
承認欲求に飢えている人はきっと喜んで購入し、参加するのではないでしょうか。
閉鎖的なコミュニティで地位を高めたくなる、、、そのために地下鉄サリン事件を起こしたのはオウム真理教でしたね。
彼のコミュニティが同じだとは思いませんが、似たようなところはあると思いました。
特に、社会や家庭でうまくいっていない人は、彼のオンラインサロンにハマるのではないでしょうか。
そこには自分が求めていた人との繋がりがあるし、
彼が起こすことを一緒にたくさんやればやるほど褒められるのでしょう。
私はこのオンラインサロン、大変怖いところだと思いました。
もちろん、居場所がなく、居場所を求めている方には最適なのだと思います。
西野亮廣さんが宗教ではなくオンラインサロンを主催されていて本当によかった
終始、彼の言い回しや自信満々の言い方、断定口調に圧倒される著書でした。
このような言い方が好きな方はたくさんいると思いますし、成功されているのもうなづけます。
彼が宗教家であれば、日本を代表する宗教団体が生まれたのではないかと思います。
彼がビジネス系?のオンラインサロンでよかったとつくづく思いました。
また、よしもとお笑い芸人であるというのもよかったのかもしれません。
テレビでいじられる姿があるのとないのでは神格化されるスピードが段違いであるでしょうから。。
職場や家庭に居場所がなく、何かに打ち込みたいという方は彼のオンラインサロンで彼についていくことは
いいのではないでしょうか。
ずっと誰かの指示に従っていたい、という方もいると思います。
しかし、自立して生きていきたい、という方には薦められません。
そんなことを思いました。
※画像は彼のファンの方のブログをお借りました。引用先は下記です。
今日もあなたにとっていい日になりますように。
占わない占い師 小鳥遊あめ

BOOK
苦手な人の書籍から学べることもあると思う。
好きなものじゃなくて嫌いなものを知ることで、なぜ自分が好きなものを好きか再認識できる。
苦手なものを言語化できれば好きなものもなぜ好きか言語化できるのではないかと思う。
人の考えに流されやすい、ハマりやすい人には注意すべき人物だと思う。

