スキー指導用語17「自主トレ」「こそ連」 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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「自主トレ」とは

自主的トレーニングの略です

レッスンとは別に 自分の中で
課題となっている目標に向けて
繰り返し反復して練習する事を言います

別名 ドリル こそ練(こっそり練習) 自己鍛錬

レッスン時間中に技術課題が
完成する事はあまりありません
レッスンで課題が提示されたら
あとは自分の中でそれを消化する作業が
必要になります

それには同じ動作を
反復する事が一番です

何回か同じ事をやっていると
まず全体の流れが把握でき、
次に問題点が見えてきます

改善策を講じながら
更に繰り返していると
段々と体が感覚を覚えて
上手くなっていきます


例えばストックの付く位置だったり
横滑りの角付け角度、シュテムの角度、
スピードの出し加減、コブのライン取り
だったりします

最終的には
問題だったりモヤモヤしていたものが
解消され、理論と運動が一致した時
自分のものとして完成します

以降、その技術は
習得したと言えるようになります
(応用して使えるようになるのはまた次の段階)


1シーズンに1つでも構いません
一つ一つの技術を確実に身に付ける事で
次の段階へ上がって行けます

経験上、
どこか不確実な所を残すと
後々更に大きくなって自分に返ってきます

後で大きく苦労しない為にも
初期段階のうちに不確実な要素を
潰しておくのが良いですね(´∀`)


次回は18「全体」「パーツ」です

スキー指導員 高波太一