スキー指導用語11「スクール」「スクールの意義」 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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山とスキーのいろいろ

「スクール」とは

スキースクールの略です

※学校 教習所 を意味する英語

形態は直営、委託、公認、非公認、
伝統校、新進、即席、一人親方(個人スクール)
まで様々

和訳すれば スキー学校
スキー技術や心構え、トレーニング法など
スキーが上手くなりたい、
スキーを職業にしたい
と思う方に広く門戸を開いています

規模の小さいものでスキー教室、スキー勉強会
派生して塾、学園、アカデミー

単に技術だけでなくスキーを通した鍛錬によって
肉体的精神的や社会的な高みを目指そうとする
性質のものはスキー道場、スキー稽古場、錬成場
と呼ばれたりもします

狭義には校舎や受付を指して
「スクール」と呼びます
※スクール前集合 などと言う時


日本のスキーはレルヒさんの
軍隊式メテレスキー「スキーを履きなさい」
の言葉から始まりました
スキーと教育は最初期からセットで
発展して来たと言えるでしょう

スキー板がポンとあって好き好きに滑っていた
のでは無く
スキーの上手い人が先に居て、
それを習う人が居る形態が
100年前から出来ていた訳ですね
スキーの歴史は
スキー学校の歴史とも言えそうです

↑妙高のとあるお宿に掲げられていた
こちらのお婆ちゃんの昔の思い出の絵だそうです
レルヒさんが国内で初めてのスキー講習を
妙高金谷山で行った様子が描かれています

ゆるキャラのレルヒさんはこちら参照

「スクールの意義」
スキースクールの存在意義は
「より安全確実なスキー技術の伝達」
が第一です

また、企業として営利目的とするのであれば
技術提供の対価として報酬を頂きます

スキーと言う面白い遊びを多くの方に
興味を持って貰いたいという
伝導師のような役割も担っています

ゲレンデ含め一つの冬山を大学のキャンパスと
見立てた時、そこにしか無い発見や
楽しみ方がある事

それら合わせて指導技術、スキー技術を
研鑽し後世に伝えて行く事が
スクールやスキー教師の役割と思っています


今はどこも「実習棟」しか無い感じなので
「スキー講義棟」
「スキー図書館」
「スキー研究棟」などが増えたら
面白いですね♪( ´θ`)


次回は12「イントラ」「スキー教師」です

スキー指導員 高波太一