MCは要らないということではない。ただ、単純に歌を聴きたい時に何か所もMCが入っていてスムーズに聴けないため、遠ざかっていた松山千春ライブCD。
サブスクで、MCを除き歌だけでプレイリストを作ればいいんだ―そんな単純なことに気づき、さっそく作ってみた。
松山千春デビュー25周年(2001年)を記念した10枚組ライヴ・アルバム『松山千春LIVE BOX 1980-1999』。1980年から1999年までに行われたツアーの中から5公演がピックアップされている。
その中から、松山千春の全盛期を象徴するビッグイベント、北海道に51,000人を集めた歴史的なライブ『大いなる愛よ夢よ』。1982年7月24日に札幌・真駒内屋外競技場(当時名称)で開催された。
1979年から1982年頃は松山千春のヴォーカル力急上昇期とも言える(私がそう言っているだけ)時期。
哀愁をおび艶と伸びのあるヴォーカル、いつ聴いても惹きつけられる文句ない歌声、歌唱力。とくに1982年、このイベントでのヴォーカルは一段上に上がって文句のつけようがない。
松山千春の雰囲気もデビュー当時から見て大きくあか抜けた。また、その年の秋には国内のLPの総売り上げが、井上陽水を抜いてトップに立った。
全てにわたって全盛期、絶頂期だった。このライブの歌声を聴くたびに、あの当時(中学3年)のすべてを新鮮に蘇らせる。松山千春に熱狂しきっていた当時の自分を思い出す。
曲順はCDどおりに収めたが、これをシャッフルモード(ランダム再生)で聴くとより新鮮味が出る。