松山千春コンサート・ツアー2024「友よ」、全25公演の中、3公演目に私のふるさと山梨県のYCC県立県民文化ホール(当初名称:山梨県立県民文化ホール)が入っていた。

 

2019年のツアーでも入っていたが、どうしても仕事の都合がつかずに諦めた。今回は何が何でも!の決意でチケットを取った。

 

このホールに前回参加した松山千春のコンサートは、1985年ツアー「虹のかなた」。松山千春らが設立したNEWSレコード倒産直後、松山千春の傷心ぶりが客席からも分かった。

 

空席が目立ち、「千春、これで終わっちゃうのか」と本当に悲しくなったあの気持ちを、今でもはっきり覚えている。

 

あの時私は高校3年。大学の受験勉強真っ最中だった。

 

あれから39年が経った。今回もふるさとの同ホールでの「松山千春の」コンサートに参加できる。

 

当たり前といえば当たり前、でも当たり前とは言い切れない、39年経過してもなお歌い続けている松山千春のコンサート。言葉にできない嬉しさと有り難さがある。

 

あれから39年。松山千春も、私も、人生の酸いも甘いも経験し歳をとった。それでも、今でも松山千春は歌い続けているし、私も追いかけ続けている。

 

当時の思いと、39年の分の思いを乗せて、当日楽しみにしている。

 

 

下に、あの時参加した1985年6月28日のセットリストを掲載した。

_

 

<2019年1月6日>起稿

 

【セットリスト】

山梨県立県民文化ホール(1985年6月28日)

 

 

2019年1月3日に以下の拙稿を書いた。

 

 

 

この歌を聴いたあの山梨県民文化ホール(当時名称)のセットリストがふと気になった。

 

夢野旅人さんのブログを、感謝しつつ拝借する。以下に当時の背景やセットリストが詳細に記録されている。見てみると、私もコメントし、あの時のチケット半券画像をお送りしていた。

 

 

 

■セットリスト(夢野旅人さんブログから転載)


~イントロダクション~
01. 愛を奏で
02. 愛にまぎれて
03. 男と女
04. 愛しているから
05. On the Radio
06. ナイト・エンジェル(ファーストフレーズあり)
07. ひとりじめ
08. 君の友達
--インストゥルメンタル--
09. 君のために作った歌
10. 父へ~覚えていますか~(未発表曲・仮題/弾き語り)
11. ひとりぼっち
12. 虹のかなた
13. 明日のために
---encore01---
14. 夢の旅人
---encore02---
15. ナイト・エンジェル(ファーストフレーズなし)
16. 長い夜
---encore03---
17. 旅立ち

 

 

開催日は1985年6月28日。当時高校3年。「共通一次試験」を目指して、確か空手部も引退した頃で、すでに本格的な受験体制に入っていた。

 

通常のリズムでアルバムやコンサートツアーが発表されるはずが、されない。気になっていた時にこのツアー日程を知った。受験勉強はあるが、会場に駆けつけた。

 

会場に入った時、開演直前の、あのショックは今でも覚えている。

 

その2年前、同会場での「今、失われたものを求めて」ツアー。熱狂的に松山千春を迎えていた会場が、この時は1階席でさえ空席が目立った。

 

もちろん、プロモーションやPRなどの影響もあったと思うが、空席を見てその場で”松山千春は終わってしまった”と本当に悲しく思ったのを覚えている。

 

「愛にまぎれて」「父へ」「ひとりぼっち」「虹のかなた」「夢の旅人」がよかった。この時は、今で言う一部と二部のインターバルがなく、その間バックメンバーが演奏していたのを覚えている。その演奏曲の中に「Sing a Song」が入っていたような記憶がある。

 

「落ち込んで、歌う気持ちが起こらなかった」と語り、NEWSレコード倒産による松山千春の落ち込む様子が痛いほど伝わってきた。

 

2度目のアンコール終了。私の周囲も、会場の多くの聴衆が帰っていった中、その場に残ったファンで千春コールが続き、その皆さんがステージに押し寄せた。

 

自分からステージに向かったことと、後ろから押し寄せたファンの皆様に押されて向かったところもあり、気が付けば、1階25列の私も手を伸ばせばステージに触れるぐらいの所にいた。

 

三たびステージに現れた松山千春が「旅立ち」を歌い始めた。

 

押し寄せたファンは、涙、涙で、私も含め、全員で涙しながら大合唱した。

 

本当にすごい”大合唱”だった。

 

今から34年前のあの日。松山千春とファンが完全に一体化したライブだったと思う。