<2023.2.5記事>
2023年2月5日放送の「松山千春 ON THE RADIO」で、自身とオールナイトニッポンとの淵源について、以下青字箇所と同じ内容で語った。
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<2023.1.28記事>
松山千春もパーソナリティ
を担当!
『オールナイトニッポン55周年記念
オールナイトニッポン
55時間スペシャル』
どの出演者がどの時間を担当するか、どのような組み合わせで放送するかなど、55時間のタイムテーブルは後日改めて発表予定。現状での情報は以下1月23日公開/ニッポン放送NEWS●ONLINE記事に掲載されている。
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松山千春とオールナイトニッポンとのルーツは1977年8月26日まで遡る。
松山千春を見出した当時STVラジオのディレクターだった竹田健二さんが、急性心不全で急逝される(1977年8月27日)前日の夜、松山千春をオールナイトニッポンで起用する話しをニッポン放送担当者らと交わしていた。
そのあたりのことは松山千春自伝「足寄より」にも書き残されているうえ、2021年8月29日放送の「松山千春 ON THE RADIO」で本人が詳しく語っていた(以下抜粋)。
まぁ昭和52年(1977年)1月25日、「旅立ち」でデビューして、その8月27日に大切な竹田さんを失って、正直言って
「俺、これからどうなるんだろう?ん~?どうなっちゃうんだろう?…」
そしたら亡くなる前日、26日の夜、ニッポン放送の人たちと竹田さんは会っていて、ニッポン放送から「オールナイト・ニッポン」の二部、夜中の3時-5時、
「これに松山君を起用したいんだけど、竹田さんどうでしょうか?」
すると竹田さんは
「彼がそうやって東京の放送局でしゃべることは構わないんですが、約束してることがあるんです。それは千春君とは、北海道を離れないで歌の活動を続けていきたい…そういうふうに彼とは約束してるんで、東京へ行かせて、いろんな仕事をやらせることはできません。そういう約束してるんですけど…」
ニッポン放送の方は
「それでも構いません。北海道から最終便で来て、翌朝朝一番で帰っていただいて結構ですから。それでも」
と言って、竹田さんが了承した。もちろん俺は亡くなった後からそういう話しを聞かされて、
「竹田さんが決めてくれたスケジュールなら、やりましょう、オールナイト・ニッポン…」
急逝される前日の昭和52年(1977年)8月26日、竹田健二さんは電話で松山千春に言われた。
「”オールナイト・ニッポン”の話がきてるんだ。ラジオはおまえの個性が表現できる媒体だ。やってみてもいいんじゃないかな。ま、明日ゆっくり話そう」
(自伝「足寄より」168㌻)
結局、永遠に”明日”話すことはなかった。
松山千春の良さはラジオでこそ生きると見抜いていた恩師・竹田健二さんの思いが、逝去から45年半経った今も松山千春の声を電波に乗せて届けている。
松山千春ー「時のいたずら」(1977年11月)
竹田健二さん逝去後初のシングル
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55時間一挙放送! ”オールナイトニッポン”のレジェンドから現役パーソナリティまで!『オールナイトニッポン55周年記念 オールナイトニッポン55時間スペシャル』 2月17日(金)18時~2月19日(日)25時放送!
(1月23日公開 ニッポン放送NEWS●ONLINE)
(同特番特設サイト)
「オールナイトニッポン」55周年を記念し55時間一挙放送される『オールナイトニッポン55時間スペシャル』の出演者が発表された。レジェンドから現役パーソナリティまで、豪華な出演者が55時間を彩る。
1967年10月の放送開始以来、ラジオの深夜放送として55年に渡り、才能豊かな数々のパーソナリティを見出し、常に時代の最先端を見つめ、新しい話題や文化を発信してきた、深夜の解放区「オールナイトニッポン」。
ニッポン放送では、放送開始55周年を迎えたことを記念し、2月17日(金)18時から2月19日(日)25時までの55時間にわたり、『オールナイトニッポン55時間スペシャル』と題した特別番組を放送する。オールナイトニッポンの長時間特番は45周年を迎えた2013年に45時間特番を放送して以来10年振りとなる。この度、この55時間を彩る出演者たちが決定した。
今回発表されたのは、aiko、明石家さんま、秋元康、EXIT、井口理(King Gnu)、イルカ、上柳昌彦、オードリー、垣花正、亀渕昭信、久保史緒里(乃木坂46)、Creepy Nuts、くりぃむしちゅー、斎藤安弘、佐久間宣行、三四郎、THE ALFEE、霜降り明星、笑福亭鶴光、菅田将暉、SixTONES、荘口彰久、タモリ、土田晃之、電気グルーヴ、ナインティナイン、ネプチューン、福山雅治、フワちゃん、ぺこぱ、星野源、マヂカルラブリー、松任谷由実、松山千春、山下達郎、ゆず。 ※五十音順
初代パーソナリティである斎藤安弘から、1970年代、80年代のレジェンドパーソナリティたち、そして歴代最長パーソナリティを更新しているナインティナインをはじめとする現役パーソナリティまでが大集合し、まさにオールナイトニッポン55年の歴史を感じることができるラインナップとなっている。
まだ交渉中のパーソナリティもいるほか、未解禁のコラボレーションも予定されており、どの出演者がどの時間を担当するか、どのような組み合わせで放送するかなど、55時間のタイムテーブルは後日改めて発表される。
今回、エグゼクティブプロデューサーを務める秋元康氏は、55時間特番について下記のようにコメントを寄せた。
あの頃、中学生だった僕たちに、“学校では教えてくれないこと”を教えてくれたのは、『オールナイトニッポン』だった。音楽も映画も文学もセックスもファッションも、各曜日のパーソナリティーが、兄貴や姉貴であり、人生の先輩だった。『オールナイトニッポン』55周年にあたり、あの頃の僕たちのように、今の君たちにも、あの“大人の教科書”を聴いて欲しいと思う。僕たちが、中学生から大人になった時、いくつか気づいたことがある。『人生はあっという間に過ぎていくもので、やりたいこととやらなきゃいけないことを、ちゃんと選別しなければいけないこと』とか。きっと、歴代のパーソナリティーは、そんな偉そうな話し方はしないかもしれないけど、君に伝えたい何かがあるはずだ。みんな、レジェンドだからね。なぜ、そんなレジェンドになれたか?放送を聞いてもらえばわかるだろう。『オールナイトニッポン』の歴代のパーソナリティーの話を聴くだけで、何かのヒントになると思う。2月17日、18日、19日、こんなチャンスはなかなかないと思うので、是非、聴いて欲しい。 秋元康
オールナイトニッポン55年の歴史の中で、最も熱い55時間をお届けする『オールナイトニッポン55周年記念 オールナイトニッポン55時間スペシャル』は、2月17日(金)18時からスタートする。