厚生労働省は1月6日には東京都内で2万720人が新型コロナウイルスに感染していると発表していた。ますます猛威を振るい、その影響は私の職場にも出ている。

 

昨年末、一人の若手が、2日前には別の若手がそれぞれ感染、二人ともワクチンをしっかり接種していることも良く影響しているのか、1日、2日程度の喉の痛みと咳ぐらいで症状はほとんどなく、先に罹った一人は幸い後遺症もなく元気に出勤している。

 

別の友人のお子さんは昨年コロナに罹って以来、その後遺症で体を動かすことができず今も半寝たきり状態。医者にかかってはいるが特効薬もなく快方に向かう治療法も見当たらない。

 

コロナの後遺症は出る出ないを含めて、出た場合でもその症状は人によって千差万別。その点で見れば、新型コロナはまだまだ未知のウィルス。身近なレベルで”withコロナ”を強く体感している。

 

2024年開業予定の北陸新幹線「敦賀駅」(福井県)の発車メロディ選定。「敦賀駅」単独の発表ではなく、延伸区間6駅の発車メロディを同日に発表するらしい。まぁ、今年中には発表されるのかな?

 

 

ファンの何名かの方々も私自身も松山千春の「大空と大地の中で」に投票したはしたし、もし「大空と大地の中で」が選ばれたら嬉しいが、その時には「なぜ敦賀で松山千春のその曲?」との素朴な疑問に明快に答えられる説明が必要になるだろう。

 

そのメロディをホームで聞いた多くの人が理屈抜きに”ああ、なるほどこの歌か”と納得してこそのものなので、その線で決定されることが第一。

 

他の5駅が募集したのかどうか知らない。どの曲が選ばれても敦賀駅のこのキャンペーン、敦賀のPRや敦賀駅を利用するのは福井県民や敦賀市民に限ったことではないことも想定してか、懐深く、福井県民、敦賀市民でない人にも投票のドアを開けていた。いち東京都民の私も楽しめた。

 

前置きのつもりはまったくない前置きが長くなった。なんかふと聴きたくなった松山千春の「あの頃」と「君の愛」 ※歌詞は下段に掲載

 

「あの頃」

「君の愛」

 

「あの頃」は1990年11月10日発表のアルバム『男達の唄』に、「君の愛」は1999年7月31日発表のアルバム『ガリレオ』に収録されている。

 

「あの頃」はおそらく松山千春も気に入っていると思われ、時折ライブで歌い、それを会場で聴いてきた。

 

またコレクションアルバム『思い出』にも収録され、その流れで2021年2月28日放送の自身のラジオ番組の中でギターで弾き語っていた。

ただ、ギターは…。竹田健二さんが聴かれたら「千春君、ギターがひどいね」と言われかねない。ストロークはこの曲のリズムとは若干違うし、コードも結構間違えている。少しミュートを入れて弾くだけでだいぶ雰囲気が変わるんだけど。

とは言え、この弾き語りは本当に嬉しかった。以下はその時の弾き語り音源
 

 

「君の愛」は私の認識ではまだライブでは一度も歌われていない。”そんな歌、俺は作った記憶がないぞ”と本人が言い出してもおかしくないぐらいひっそりと存在している歌だろう。

 

松山千春の男女観、男女のありかた観の原風景と言ってもいいような、多くの曲で歌われている、女性がひたすら耐える、ひたすら待ち続ける、ひたすら尽くす、いつも涙する…そのものの世界の歌詞だが、個人的には2曲とも大好きな歌。むしろこういう歌詞内容にどこか懐かしささえ覚えてしまう。

 

今まさに”湧き出ている最中”であろう新曲たちがまたこの世界の歌詞では正直困るが、今年の春のツアーではこのあたりの曲を歌って欲しいものである。

 

 

    

「あの頃」

あの人の面影を 追いかけて むなしい
どれほどの優しさが 残されているの

忘れない いくつもの不安な夜を過ごし
真夜中に鳴り響く 電話にとびついて


泣き出した あの頃が 愛しいと思う


あの人のためだけに 費やした時間は
戻らない それだけに 美しい夢よ

お似合いの二人だと 誰もがうらやむような
重ね合う唇に 永遠の愛を誓い


照れていた あの頃が 愛しいと思う

もう少し お互いに素直になれたのなら
さよならの悲しみも 知らずにすんだのに


若すぎた それさえも 愛しいと思う
若すぎた それさえも愛しいと思う

 

    

「君の愛」

君の愛が とても懐かしくて
そうさ今日は 一人で居る方がいい

瞳閉じて 思い出すあの頃
何でだろう 何ひとつ忘れてない

夜の夜中に 急に海が見たいと
だだをこねてた 君を車に乗せ

暗いだけの浜辺 腰をおろし
胸の中に もぐり込んで眠ってた

君の愛が とても懐かしくて
指を折って 何を数えてみようか

ひざをかかえて 壁にもたれたままで
遅い帰りを 一人待ち疲れて

眠っている 君を見つけるたび
何て愛しい そっと胸に抱き寄せた

いつか二人に 別れる日が来ようと
悔いはないから 夢を追い続けて

生きて下さい 涙浮かべていた
君の為に 何をして来たのだろう

君の愛が とても懐かしくて
何でだろう 何ひとつ忘れてない

 

※トップ写真
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撮影者:usk.com_usk.com_さん

タイトル:雪月花 撮影日:2022.1

撮影場所:北海道豊頃町「はるにれの木」付近