(写真:2017年WOWOW)
今日、9月7日は長渕剛、66歳の誕生日
体調不良によるダウンや入院は時々しているが、いわゆる命に及ぶような大病はしていないこともあり、それ以上に本人が長年しっかり鍛え続けているので、66歳とは思えない肉体とタフさ。
2017年9月5日には大阪城ホールで珍しくバースデーライブを開催している。その前月に行われた日本武道館公演の際に「誕生日前で、会場が空いていたので大阪城ホールでバースデーライブをやる」と言っていた。
バースデーライブのセットリストは以下。
長渕剛―「Happy Birthday」
今でも、私の中にとくに中学時代に見ていたあのやせ細った長渕剛が時々顔を出すが、本人の努力によるところ大で、「いつまでもカッコよく元気に歌い続けていたい」が故の自己鍛錬と、日々更新される自身のライブパフォーマンスの磨き上げは大したものである。
近いところでは2014年の「ALL TIME BEST」ツアー、日本武道館で観たライブが自分の中では過去最高のパフォーマンスだった(スタイルは違うが、センターステージ、ギター一本の『Stay Alive』ツアーと並ぶ)。
(2022年8月24日筆者撮影)
今回の「REBORN」ツアー、参加した中野サンプラザ公演は自分の中では上の日本武道館を上回る、過去最高を更新したライブパフォーマンスだった。
当然ながら誰にもその人の中に”いつかの少年”が住んでいて、良くも悪くも生活の中でそれが出る時がある。長渕剛もそれに漏れない。
「REBORN」ツアー、「苦しんで苦しんで40年以上、必死に歌を書き続けてきました。みんなが苦しい時こそ俺の歌を聴いてくれ」と語り、歌を作り歌に向き合う姿勢はあの当時のまま、”いつかの少年”の良い面が脈打っていた。
中野サンプラザでの長渕剛のライブパフォーマンスを見て、かつ上の語りを聞きながら、なぜか、高校2年の時に山梨から九段下まで行って参加した、1985年1月『HOLD YOUR LAST CHANCE』日本武道館公演で歌っている長渕剛がよぎった。
過去最高のライブパフォーマンスを披露した一方で、長渕剛の中に住む”いつかの少年”の悪い面も前面かつ全面に出ていた。この点については過去最低のパフォーマンスだった。