よみがえれ愛おしき死者たちよ!
100年かけても眠るんじゃないぞ‼
無言の痛みと無念の怒りたちで
貧弱な俺たちの胸を叩き続けてくれ
(長渕剛「愛おしき死者たちよ」 2012年)
守るべきものがあるから戦った
戦いやめたら
しあわせを掴めると言うの?
神様なんて信じるものか
逝ってしまった…
君の深い深い涙を 強く信じてる
(長渕剛「REBORN」 2022年)
長渕剛も参列し3曲「献歌」した「3.11石巻市追悼式」。その詳細が3月25日付けのTBILISTAに掲載されていた。写真も多数掲載され、追悼式の模様を詳しく伝えている。
以下タイトルかバナークリックで記事全文へリンク、その下は長渕剛に関する記事抜粋
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長渕剛がステージへ上がり、遺族ら約80人の参列者の前で鎮魂の想いを込め3曲を熱唱!【石巻・牡鹿半島/絶景・美食・縄文2022 vol.1「3.11石巻市追悼式」】 3/25TABILISTA
「歌手の長渕剛様による献歌です」
司会者がこう告げると、石巻南浜津波復興祈念公園で行なわれていた慰霊式典の会場が俄かにざわついた。
会場内に設置されたまっ白なステージに長渕さんが上り、式典に出席していた遺族代表や来賓者の前で「ひとつ」と「愛(いと)おしき死者たちよ」を熱唱する。そして、「亡くなった犠牲者の方々、石巻の海に眠る魂たち、想像を絶する無念の涙を抱きしめ、希望の道を指し示してくださったご遺族の方々に弔いの意味を込めてこの歌を贈ります」と語りかけ、もう1曲、「REBORN(リボーン)」を力強く歌い上げた。いずれも長渕さんが震災後に制作した曲だ。震災後、復興支援で各地を訪問していた長渕さんは、石巻市内でも歌を披露しており、斎藤正美市長が参加を依頼して実現したという。
長渕さんも献花、これからの石巻
コロナ禍で約2年、有観客ライブが出来なかった長渕さんだが、昨年12月にはアコースティックツアー「REBORN」(リボーン)をスタートさせ、満員のファンを沸かせたばかり。この日の参列者は約80人、我々マスコミ関係者を含めても100人ほどだ。しかし、歌は会場の遺族だけではなく、巨大な防潮堤を越え、鎮魂の思いは太平洋へも届いただろう。けっして風化させてはならない。最後に披露した「REBORN(リボーン)」には「人生につまずいたり、打ち負かされても、人間は必ず復活できる」というメッセージが込められている。
長渕剛 - 愛おしき死者たちよ
(「Stay Alive ARANA TOUR 2012」より)
「愛おしき死者たちよ」
決して絶望をなげくんじゃなくて
深くみつめてゆくものだ
悲しみを抱きしめる覚悟があるから
俺たちは生きてゆけるのさ
決して希望などたやすく信じるな
生きてゆくのがみっともなくなる
苦しみを抱きしめる覚悟があるから
俺たちは涙を流して立ち上がる
よみがえれ愛おしき死者たちよ!
100年かけても眠るんじゃないぞ!!
無言の痛みと無念の怒りたちで
貧弱な俺たちの胸を叩き続けてくれ
あぁそして俺たちはまた船をこぐ
あの海に立ち向かい船をこぐ
床に這いつくばり唇を噛んだら
命の行き場を探すものだ
悔しさを抱きしめる覚悟があるから
俺たちは優しくなれるのさ
ただいたずらにひけらかすな優しさを!
なおさら無力に思えるから
何もかも抱きしめる覚悟があるから
俺たちは生きてゆけるのさ
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