(WOWOWアリスライブページ)

 

先日WOWOWで放映された2019年6月7日開催のアリスの日本武道館ライブ。

 

アリス 日本武道館「ALICE AGAIN 2019-2020 限りなき挑戦 -OPEN GATE-」

 

WOWOWの番組紹介ページは以下。

6年ぶりにアリスが再始動。メンバー全員が古希を迎える2019年、「限りなき挑戦」という今も変わらないスピリットを掲げた全国ツアーから日本武道館公演を放送。

「チャンピオン」「冬の稲妻」といったヒット曲を世に放ち、1970年代に一世を風靡した3人組グループ、アリス。谷村新司、堀内孝雄、矢沢透の3人が織り成す鉄壁のトライアングルは、数々の伝説を生み出してきた。
そんな不滅のスーパーグループが2019年、6年ぶりの再始動を果たした。5月には新曲も収録したスペシャルセレクション・アルバムをリリースし、全国ツアー「ALICE AGAIN 2019-2020 限りなき挑戦-OPEN GATE-」を展開した。2019年にメンバー全員が70歳の“古希”を迎えるにあたって、3人でのアリス結成日である5月5日の神戸国際会館から全国コンサートツアーが組まれた。このツアーから6月7日の日本武道館でのライブの模様をお届けする。昭和、平成、令和と3つの時代を越えて活動してきた結成以来不動のメンバーであるアリスの「限りなき挑戦」が新たな扉を開く。

 

アリスが活動停止を発表したのが1981年5月。同年11月7日には後楽園球場(当時)で最後の最後のファイナルライブを行った。1981年は私が中学2年。

 

小学6年頃から中学2年の解散まで、松山千春や長渕剛に比べればはるかに浅いが、ひととおりアリスを聴いた。活動休止を宣言後のラスト・ツアーの最終公演である1981年8月31日、後楽園球場でのライブを収録したライブアルバム『アリス3606日 FINAL LIVE at KORAKUEN』も当時買った。

 

三人とも70歳で迎えた日本武道館ライブ。映像で観る限り超満員。

いいライブだった。セットリスト(放映した曲)はこれ以上のものは組めないというベスト盤的なラインナップだろう。

 

 

上記の1981年8月の後楽園ライブと同じ曲(「 LIBRA-右の心と左の心-」)で始まった。

当然声の勢いは当時とは比べられないが、元気に歌っていた。

 

全体としてはヒット曲、代表曲で構成されていて、「LIBRA -右の心と左の心-」「走っておいで恋人よ」「それぞれの秋」「秋止符」「狂った果実」「帰らざる日々」「明日への讃歌」がとくによかった。

 

この時は6月6日、7日と2日間公演しているが、放映された映像の中でもアリスのメンバーが、応援し続けてくれたファン、当日武道館に集まってくれたファンの皆さんに何度も感謝の言葉を伝えていた。その感謝気もちは、映像を観ていても伝わった。

 

”アリスも全員70歳かぁ”と観ていて何度も思った。よく聴いていた1980年初頭、三人は三十代前半。あれからほぼ40年。今も元気にライブをやっている姿を見て嬉しくなった。

 

アリスのライブを観ながら、”生涯青春”を掲げて、よく自分を鍛え上げ、言われなくても元気な長渕剛はひとまず安心しているが、大きな病気をいくつか抱える松山千春はいつも心配になる。70歳になるまでほぼあと5年。その頃も元気で歌い、全国ツアーをやっていて欲しいと改めて思った。

 

(収録曲)

LIBRA -右の心と左の心-
BURAI(無頼)
今はもうだれも
冬の稲妻
ジョニーの子守唄
君のひとみは10000ボルト
涙の誓い
夢去りし街角
12°30'
センチメンタル・ブルース
愛の光
知らない街で
走っておいで恋人よ
あなたのために
帰り道
風に星に君に
それぞれの秋
秋止符
限りなき挑戦 -OPEN GATE-
エスピオナージ
狂った果実
帰らざる日々
遠くで汽笛を聞きながら
チャンピオン
さらば青春の時
明日への讃歌

 

(関連拙稿)

アリス「秋止符」(1979年)―「今年の秋はいつもの秋より 長くなりそうな気がして」