2018年10月1日、00:06、台風24号による突風はこれまで経験したことがない強さ、激しさ。建物が揺れている。

 

野球中継の関係で23:00からの放送となった。

 

ついさっきの昨日、9月30日(日)の「松山千春 ON THE RADIO」

 

以下の記事などにあるように、松山千春が29日に北海道胆振東部地震の震源地である厚真町を訪れ、そこで戦う住民の皆さんを励まし歌を贈った、その時の音声を流した。

 

(2018.09.29産経新聞)

 

自ら、選挙で使うような遊説カーを調達して、被災地を回ったそうだ。そしてその車の屋根に立ち、エールを送り、歌を贈った。

 

「大空と大地の中で」を歌う前のスピーチには、聴いていて涙が出た。優しさあふれる名スピーチだった。

 

地震で亡くなられた方々へ哀悼の意を表明し、ケガをされた方々を心配する。そして復興に戦う方々のストレスの大きさに言及し、思いやる。

 

さらに、

 

「北海道に住む我々は、山や大地が雪に覆われても、必ず解け、春が来ることを知っています。俺も北海道で生きていきます。みなさんも頑張りましょう」(要旨)

 

と、涙ながらに呼びかけた。

 

その後住民の中に入って行くと、その方々が松山のCDを持って、それにサインを求めてきたそうだ。

 

ラジオでは「”サインできるだけしよう”と対応した」と語っていた。

 

その時松山千春は思ったそうだ。

 

「ああ、俺は支えられている」

 

「厚真の皆さんだけではない、全国各地、縁あって松山千春というフォークシンガーを知り、応援してくれる。そうした皆さんに、俺は支えられているんだなと改めて思った」(要旨)と。

 

こうした心こそ松山千春だと改めて思う。

 

番組の最後に中村雅俊さんの「ふれあい」をかけた。

 

「何気ない心のふれあいが 幸せを連れてくる

人はみな 一人では 生きてゆけないものだから」

 

(中村雅俊「ふれあい」抜粋)

 

応援し、応援され。

支え、支えられ。

励まし、励まされ。

守り、守られ。

 

そうした生命と生命のふれ合いの中で生き、他者も自身も幸せになる。

ひとりきりでは絶対に生きていけない。

 

「雨の降る街角で 君が声を かけくれた

狭い部屋の片隅で 夜が明けるまで 語り尽くした

 

どんなに勇気づけられたことか 

どんなに助けられたことか

 

たった一度の人生だから 一人きりじゃ寂しい

 

君に告げておきたいことがある

君は決して一人ではないと」

 

(松山千春「自分なりに」抜粋)

 

松山千春の心に触れ、私も改めて、地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。復興に向けて戦う皆様が健康でありますよう、無事でありますよう、そして一日も早い復興を心から祈っています。

 

 

松山千春、厚真町の避難所でミニコンサート 「俺たちならやれる」

北海道地震 松山千春さんが被災地を訪問
毎日新聞2018年9月30日 東京朝刊

 

 北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震で大きな被害が出た厚真町で29日、歌手の松山千春さん(62)が最大の避難所、町総合福祉センターを訪れ、歌を贈った。町民と握手を交わし、記念撮影にも応じた。

 松山さんは北海道の雄大な自然を描いた「大空と大地の中で」などを熱唱。大きな拍手が上がった。札幌市の自宅で停電を経験したといい、「ストレスがたまっていると思うが、皆さんこれからもふるさと、この地で頑張ろうや」と呼びかけた。12月の松山さんのコンサートに行く予定だったという同町豊沢の三浦京子さん(64)は「地震でチケットをなくして困っていた。歌を聴けて元気が出た」と笑顔を浮かべた。