未来の年表なんじゃわー | お父さん(松)の知っていること

お父さん(松)の知っていること

齢42!私の知っていることを皆さんにお知らせ

えー、先日『未来の年表2』を読みまして、この人口減少問題が気になりましたので、『未来の年表(1)』を読んでみました。

今回も手っ取り早くkindle本で読みました。。。

なので、いつもの帯の情報はありませんが、表紙の情報を書いておきましょう。
 
未来の年表
人口減少日本でこれから起きること
河合雅司
 
2020年 女性の半数が50歳超え
2024年 全国民の3人に一人が65歳以上
2027年 輸血用の血液が不足
2033年 3戸に1戸が空き家に
2039年 自治体の半数が消滅
2042年 高齢者人口がピークを迎える
 
講談社現代新書
 
ここまで。
いかがでしょうか。
 
ほんとにねぇ、人口増加は経済的にアドバンテージになるんですが、人口減少はまさに逆!ビハインド。
日本社会はこの逆風をどう乗り切っていくのか。。。
 
と行きたいところですが、著者はその難問には向き合いません。もう、抗うことができない状態なのだそうです。
 
すでに始まっている人口減少に立ち向かうのではなく、❝上手く人口減少社会を乗り切る❞っていこうということです。
我々には「戦略的に縮む」しか道はないのです。
 
人口減少にもまして、いびつな棺桶型になる人口構成の問題。
高齢化社会をとおりこして、超高齢化社会が待っています。
労働人口より、シニア世代が多い時代がもうすぐそこに待っています。
 
 
我々団塊ジュニア世代の就職時期に、就職氷河期があったというのも問題でした。子供を持とうにも、収入が少なすぎて産めないということもあるでしょう。
 
晩婚化も、少子化の原因になります。
まぁ、そもそも社会保障が整っている今の世の中、子供を持つというリスクが、メリットに対して見合わないと考える人が増えるのもわかります。。。
 
さて、ここで、合計特殊出生率なる数字が出てきますが、これは高齢化とは別の問題なのだと認識しなくてはなりません。
これから、妊娠可能な年齢とされる年齢の日本人はどんどん減少していきます。合計特殊出生率が多少改善しても、❝出生数❞の増加はよほどのことがない限り見込めません。
出生率が、2.1を超えない限り、人口減少は止められないのです。
 
 
人口動態という、とても正確な未来がわかるツールに今まで我々はあまりに無関心でした。
民主主義という、とても短期的な問題にしか対処出来ない政治形態にも問題があったのかもしれません。
 
中国も、日本に遅れること2〜30年で超高齢化社会が待っているといいます。が、習近平が豪腕をふるって多産化に傾く可能性があります。税制面などで優遇を与える。未富裕層に、子供が生まれると現金を支給するなど、やれる対策を取ってくる、取れる体制であります。
 
 
日本に豪腕を振るう政治勢力を期待するのではなく、子供を作ることのハードルを下げる施策が必要になるでしょう。
夫婦別姓にこだわることや、シングルマザー、長時間労働、寿退社(古い?)など。そもそも、父母と子供という家庭が当たり前だという先入観。
子供は国の宝!
 
ほんとね。
皆様、恐ろしい世の中に、備えましょう。心構えだけでもね。
 
 
ということで、本日は以上!
 

 

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)

 

TBSの夏ドラマ「この世界の片隅に」見てますか?

やっぱり、鈍感力も重要なチカラですなぁ。

広島弁がええんじゃわ〜。